寿司・割烹 のはら @土浦市 〜「蛤らぁーめん(塩)日替わり寿司セット」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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寿司・割烹 のはら
土浦市(神立)


【メニュー】蛤らぁーめん(塩)日替わり寿司セット
【価格】1300円(寿司分400円含む)

[訪問時期] 2021年9月下旬(休日) 昼
[注文方法] 口頭注文、後会計
[スープ] 蛤/清湯
[味] 塩
[麺] 細麺(150g位)
[トッピング] 蛤、三つ葉、(別)チャーシュー、鶏チャーシュー、メンマ、半味玉
[その他] 寿司三貫付き
[卓上] ブラックペッパー、ホワイトペッパー、醤油



「した勢」さんから1kmちょっと、「喜元門」さんから伝授されたという蛤ラーメンをいただきに老舗寿司店へ。
大通りから一本入った閑静な住宅街で、割烹風の一軒家の前に「らーめん」の白い幟が出ている。


入口脇には「らぁーめん 喜元門」の木製看板が立て掛けられているが、おそらく寄贈されたものだろう。


開店直後で先客は未だおらず。
正面カウンターに座り、おしぼりやとメニューを持ってきてくれた奥様に、表題のセットを注文。
自動的に麺メニューが出て来るってことは、昼はラーメンオンリーの営業なのかな。
この日は「冷やし蛤」や「あら炊き鮮魚」メニューはやっていなかった。



ラーメンは奥の厨房で奥様が作り、頃合いを見計らってカウンター内で大将が寿司を握り始める。
やがてラーメンと別皿トッピが、ややあってカウンター越しに寿司が登場する。
「今日はヒラメ、スズキ、石垣鯛です」と仰ったような。。。



■ スープ
熱々のスープには予想を上回る蛤の旨味が充満し、塩梅もジャスト。
さすが喜元門の監修だけあって、これは専門店顔負けの蛤スープだわ。
寿司屋のカウンターで寿司を傍らにして飲んでも、全くお吸い物とは感じないラーメン調の蛤感。
Rさんの取材によれば蛤オンリーとのことだが、相当量の蛤を使うにしても、昆布他の乾物が厚く支えているような奥行き感がある。
大したものだ。



■ 麺
喜元門製という低加水の細ストレート。
初めて茨城で食べたラーメンは喜元門だったが、魚介出汁にムギュパツ食感の麺が響きまくったのを覚えている。
当店の茹で加減も予想外に良好、以前とさして変わらぬ食感と粉感で楽しませてくれた。



■ トッピング
麺上にはプクッとした蛤と三つ葉のみ、他は全て別皿で提供される。
喜元門系でも具の別皿提供は余り聞かないけど、これもアドバイスによるものなんだろうか。


チャーシューは豚肩ロースと鶏ムネ肉、どちらも低温調理で美味しく作られている。
豚は薄切りだが大小2枚で、熱々スープにしゃぶしゃぶしていただく。
鶏は厚み7〜8㎜ほどもあり、しっとりとレア感満載で、スープの塩気をまとうだけでナチュラルな旨味を楽しめる。
メンマと言うか細切りタケノコは甘めに煮られていて、このあたりは奥様好みの味付けだろう。
ほっこり味の良く染みた味玉の上に、チョコンと添えられた黒いもの。
へへッ、トリュフでしょ、と摘まんだら何かの山葵漬けっぽくて、ちょっと凹んだ(笑)


■ 感想など
麺を完食後は、蛤スープをお供に大将が握った本格寿司に舌鼓。


それでも決してお寿司屋さんのお吸い物ではなく、れっきとしたラーメンスープに感じたのは、やはり油のトリックでしょうか。
〆のひと口はスープかガリか迷いましたが、寿司屋の大将に敬意を込めて、ガリ味でお店を後にしました。
大満足のランチ。

ご馳走様でした。