中華そば 十目一八食堂 @越谷市 〜「七種節の昆布水つけ麺」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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中華そば 十目一八食堂
越谷市(大袋)


【メニュー】七種節の昆布水つけ麺
【価格】850

[訪問時期] 2021年8月下旬(平日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 魚介/清湯
[味] 醤油
[麺] 太麺(200g位)~昆布水入り
[トッピング] (麺)チャーシュー、メンマ、刻み昆布、(汁)刻みチャーシュー、葱、玉ねぎ、焦がし葱
[卓上] 一味、ブラックペッパー、ブレンド魚粉、揚げエシャロット、自家製生七味、醤油、酢、ラー油、



帰路途中でもう一軒、昨年10月オープンのお店へ。
大袋駅南側の踏切すぐ脇。



12時10分着で先客5名。

メニューは多彩なレギュラー陣に加えて「冷やしの鶏塩」なんて夏季限定もある。

心揺れるけど、予定通りに表題のつけ麺をいただこうか。




まだ新しい店内に入って食券を買い、ゆったりと仕切られたカウンター手前奥の席に収まる。

箸、レンゲ、グラスや薬味類が、座席ごとに配置されているのが好印象。



「太麺なので茹で時間いただきまーす」と優し気な男性が店主さんだろうか。

もうお一人の女性も動きが中々切れている。
案内通り、後客の汁そばの後からつけ麺が登場。
麺皿のモスグリーンとピンクが映えている。



■ 麺皿
麺は店内奥の製麺室で打たれた翡翠色の太めストレート。
生地にホウレン草を練り込んであり、普通の中華麺とは異なる風味。
一方で程よいコシと弾力性も残し、何より涼やかな気分に浸れるのは良い。



麺を浸す昆布水は粘度そこそこ、昆布の旨味も確り出ている。
麺上の味付き刻み昆布を少量つければ、シンプルに美味しい昆布水麺を楽しめる。


麺上には肩ロースの薄切りレアチャーシューが2枚と、3片の太メンマ。
しっとりレアチャーは旨味も詰まって美味しいものだが、この時期は熱入れ調理の方が有難いかな。
メンマは筋が当たらず、サクサクッと気持ちよく食べられる。



■ つけ汁
つけ汁は鰹類主体にウルメや鯖など、七種の節がジュワッと寄せる清湯醤油で、ライトな動物出汁が支えていそう。
ここまで節系に振り切ったスープは、有りそうで中々出会わない。 
円やか醤油に上品な甘味と酸味、焦がし葱の苦味がバランス良く絡み合って、琴線に触れてくる。
塩気は穏やかで、そのままでも飲めそうな塩梅。 



太めな麺には気持ち負けてる感じで、レンゲでチビッと追い汁するくらいで丁度良いかな。
昆布水との交わり具合がかなり好みで、麺を啜る合間に、昆布水割りスープを何度も飲んでしまった。


汁中にも角切りの煮豚チャーシューがゴロンゴロン。
卓上からは魚粉と揚げエシャロットを試したが、前者はスープの節風味に紛れてさして効果なし、後者はビターなアクセントが強まり良かった。



スープ割りは卓上ポットから、熱入れを兼ねてレアチャーの上に注ぐ。
昆布出汁かな?
スープの節系風味が触発されて、新鮮に蘇った。



■ 感想など
節系魚介の旨味際立つつけ汁と、本格昆布水に浸る翡翠麺。
当店ならではのコンビネーションを満喫しました。
浦和の「鶏そば一瑳」からの独立ということで、鶏基調の「塩かけそば」や、意欲旺盛な限定麺も気になります。
居心地良さそうだし、このエリアに来たらまた絡めたいお店です。

ご馳走様でした。