自家製中華そば 勢得
世田谷区(千歳船橋)
【メニュー】つけめん+味付け玉子
【価格】880円+110円
[訪問時期] 2021年6月上旬(平日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 豚鶏+魚介/白湯
[味] 醤油
[麺] 中太麺(250g位)
[具] チャーシュー、メンマ、海苔、葱
[卓上] ブラックペッパー、一味、七味、酢
タイミングが合ったので、長年のBM店へ。
開店数分後で先客5名、後客多数ですぐに外待ちが発生する。
暑いから、狙いはつけめん一択。
バス内の予習で、つけ汁が温いとのコメを幾つか見かけたので、特製(勢得)にはせず味玉だけ買い足した。
当店はレンゲが付かないと、これも予習で知ったので、先日から鞄に入れているマイレンゲをスタンバイして待つ(笑)
ワンオペ店主さんが凄い量の麺上げから、ぬめり取り、きっちりと氷水締め。。。素早い動きだが手抜かりない。
あれで何人分だろうと考えていたら、最初のロットで私の分まで一気に作っていた。
予想外に早いご対麺。
■ つけめん+味付け玉子
麺は自家製の太め緩ウェーブ。
ひんやり滑らかな啜り心地、結構な弾力で反発してからのモチモチ感。
ほんのり滲む旨甘味。
変哲ない麺に見えて、サイズ以上の存在感があり、濃厚な汁に浸けてもバランスが取れている。
そのつけ汁は濃度そこそこな豚鶏+魚介で、動物系は案外鶏を強めに感じ、鰹や煮干もクッキリ。
更に言えば、塩気も甘酸味も確り効いていて、でもやり過ぎ感がないので引きが強く、飲んでも嫌味がない。
単なるオーソドックスタイプと呼んだら勿体ないかな。
ひと口目ににフワッと海老感が華やぐのは、どうやら少量の海老油らしく、序盤数口だけのアクセント。
確かに提供時からやや温いのだが、こう暑い日には全く気にならない。
具は全て汁中に、飾り気なく沈んでいる。
チャーシューは厚み2cmほどもある肩ロースの煮豚で、ホロッと崩れる軟らかさの中に確りと肉感。
その他に端豚らしき肉もチラホラ出て来る。
シナシャク食感のメンマはかなり多め。
味玉だって上々。
もっと見せ方でアピールすれば良いのにと言いたくなる。
因みに、麺量は330gと紹介されているが、啜りやすく美味しいからか、せいぜい250g強ほどにしか感じなかった。
それでも腹はそこそこ膨れ、スープ割りは自粛して、マイレンゲでグビッと原液を飲んで終了。
■ 感想など
麺、つけ汁、具いずれも丁寧に作り込まれていること明白。
ところが完成品が何とも素朴に見えて、しかもそれを店主さんがちゃっちゃと素早く調理するものだから、特別感は全く有りません。
でもこういう一杯が評価されるのが、妙に嬉しい初訪問でした。
もうちょい体裁整えたら的な気もしますが、学生街だしこれが良いのか。
ご馳走様でした。