The Noodles & Saloon Kiriya @流山市 〜「煮干 Swallow」

The Noodles & Saloon Kiriya
流山市（初石）

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The Noodles & Saloon Kiriya - 初石 | ラーメンデータベース

【メニュー】煮干 Swallow＋うずらの味玉

【価格】900円＋100円

[訪問時期] 2021年3月下旬（平日） 昼
[注文方法] 口頭注文、後会計
[スープ] 煮干/清湯＋背脂
[味] 醤油
[麺] 中細麺（140g位）
[トッピング] チャーシュー2種、穂先メンマ、バラ海苔、うずら味玉、紫たまねぎ、カイワレ
[卓上] なし

免許更新の後、絶好のKiriyaチャンスと10時20分着、受付簿2番目。

暫く車内待機し10分前に店先に戻ると、ほどなくシャッターが上がり、奥様が事前注文を取り始めた。
その時点で待ち客は8名ほど。

定刻数分前に先ず3名がカウンター席に招かれ、その後は青木店主の調理タイミングに合わせて、後続が入ってくる。
カウンターの確りした仕切りも、厨房を隔てるアクリル板？も、店主さんのDIYによるものだろう。
ゆったりと快適なスペース。

やがて男性スタッフによって着丼、そのタイミングで厨房内の店主さんがニコッと微笑む。
無骨なイメージの背脂煮干だが、これほど色鮮やかな麺顔は見たことがない。

■ スープ
ベースのスープはホロ苦い煮干に濃口醤油で、重厚さも感じながら飲み口はあっさり。
粗い背脂が強めな醤油感を円やかに変え、その甘味はビターな余韻にまったり絡む。
元々本場燕三条では、スープが冷めないようにと入れられた背脂だが、味わい的な貢献も大きいね。
この苦味甘味の共演に海苔風味が割って入ったり、バラチャーシューを頬張りながら飲むと、動物系のコクが強くなったり。
色々なニボ感が楽しいこと。

■ 麺
自家製の全粒粉入り中細ストレート。
煮干には鉄板の低加水麺なのだが、これだけのフスマ配合やホクッとした口当たりは、ちょっと記憶にないタイプ。
歯切れだけでなく弾力性も豊かなムギュパツ食感と、噛むほどに滲む香りが強く印象に残る。

■ トッピング
2種類のチャーシューはどちらも見事というしかない。
レア感満載の肩ロースは、このまま肉寿司に使えそうな絶品。
分厚いバラ煮豚も、旨味の詰まった肉に甘トロな脂身がバランス良く、お手本的な仕上げだろう。

黒バラ海苔はスープに溶けるように拡散するものが殆どだが、これは最後までほどけず風味も強い。
良いものをお使いだ。
煮干スープにカイワレのビターな組み合わせも新鮮だった。

■ 感想など
背脂煮干を出す店も増えて、食べても大同小異的な感想になることが多いのですが、麺やトッピングが個性的で秀逸なので、印象がガラッと変わりますね。
店主さん、以前は煮干の名店に通われてただけあって、スープも美味しい。
これだけハイスペック背脂煮干はちょっと記憶にありません。

ご馳走様でした。