中華そば えもと @目黒区 〜「中華そば」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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中華そば えもと
目黒区(中目黒)

 

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【メニュー】中華そば
【価格】800円
 
[訪問時期] 2021年3月下旬(平日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 豚+魚介/清湯
[味] 醤油
[麺] 中細麺(150g位)
[トッピング] チャーシュー、メンマ、ナルト、葱
[卓上] ホワイトペッパー(券売機横に一味、酢あり)

 


中目黒のリニューアル店へ。
実は前店「らーめん 惠本将裕」オープンの年に訪れて以来6年半ぶり。
 
開店直後に店内に入ると、奥の厨房から「いらっしゃいませ」と大きな声が飛んで来て、「食券をお買い求めいただいたら、お冷や、箸、レンゲをお持ちの上お好きな席へどうぞ」と続く。
先客は4名、因みに後客5名。
 
 
食券を取りに来ると、「中華そば、すぐにお作りしますのでお待ちください」。
 
初代えーいち店長さんは快活かつ低姿勢で、グッと心を掴まれる感じ。
てきぱきした動きとセルフサービス効果で、提供まで極めてスムーズだった。
 
 

■ スープ
予習でもっと煮干がガツンと来るのかと思ったら、この日はそうでもなかった。
煮干メインに節を従え、奥には豚の他に鶏も居そうなバランス清湯。
薄口仕立ての醤油が実に良い。
こんな表現をするのは初めてだが、気がパッと晴れるような陽気で溌剌とした醤油が後を引く。
「凪」ご出身の店主さん繋がりで言えば、スープは「さいころ」の煮干を弱めた感じで、クリアな醤油の使い方は「ちえちゃん」を連想する。
大崎さん、この手のスープお好きですよね。
更にえーいち店長のご出身福島から、喜多方の「まこと食堂」も入ってるかな?などと思いを巡らす内に、気付けば汁完の美味しさ。
卓上に唯一置かれたホワイトペッパーを振ってみたら、案の定ピタッとフィットした。
 
 
■ 麺
「凪」だるま製麺製の中細ストレート。
ツルッと滑らかな口当たり、シコモチ食感の多加水しなやか麺。
オーソドックスなタイプの麺なのだが、スープの味わいと見事に嵌まっている。
 
 
■ トッピング
チャーシューはバラ3枚、肩ロース2枚だったか。
オーソドックスな煮豚だが、適度な歯応えの赤身に脂身がトロッと絡み、悪くない。
平メンマはコリッと小気味良い食感に和出汁の味付け。
変哲ない刻み葱が、またスープに合ってる。
 
 
■ 感想など
煮干軸のスープ、麺、トッピングいずれも奇をてらうことなく、オーソドックスに仕上げたラーメン。
どこか懐かしさを感じるノスタの延長線上に、現代ラーメンの引きを合わせ持った一杯ですね。
特別感はないにせよ、スコア以上に響くものがあります。
食後には「有難うございました。よろしければまたお立ちより下さい」。
引き戸を閉めながら見ると、調理中の店長さんが、厨房からこちらに向かってお辞儀しているじゃないですか。
直後、店頭のA看板裏に「ありがとうございます。またお越しくださ~い」と書かれているのを見て、止めを刺されました。
 
気持ちよいランチ。
因みに、その後の余韻はやはり煮干でした。

㊗️リニューアルオープン㊗️
ご馳走様でした。