創作麺工房 鳴龍 @豊島区 〜「醤油つけ麺+海老ワンタン3ヶ」他 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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創作麺工房 鳴龍
豊島区(大塚)

 
【メニュー】醤油つけ麺+海老ワンタン3ヶ
【価格】930円+240

[訪問時期] 2020年9月下旬(平日) 夜
[注文方法] 券売機にて
[スープ]
鶏+魚貝/清湯
[味] 醤油
[麺] 平打ち中太麺(220g位)
[トッピング] (麺)チャーシュー、クレソン、(汁)チャーシュー、メンマ、葱2種、(別)海老ワンタン

[別注文] 炙り焼きチャーシュー(600円)、スーパードライ中瓶(500円)、生レモンサワー(400円)、(以下シェア)しらす冷やっこ(300円)、海老ワンタン スパイシーガーリックソース(450円)、うす切りチャーシュー マスタードソース(400円)
[卓上] 花山椒、ミル挽きブラペ



3人で久々の夜鳴龍。
開店時の並びは20名弱と以前の半分以下で、さすがにインバウンド観光客は皆無。
但し、斎藤店主によれば、外国人がいなくなって回転が上がり、オペ的には忙しくなったとのことだ。



先ずは炙り焼きチャーシュー始め、定番のおつまみ料理でひとしきりアイドリング。




いやあ、とにかく美味しいし、コスパも抜群。

しらす冷やっこ。

海老ワンタン スパイシーガーリックソース。

「そんなに食べられますかね?」と慎重だった肉総裁が、「あれも食べてみたい」と未体験のうす切りチャーシューを追加し、結局総ざらいしていくいつも通りの展開後、麺をお願いした。


うす切りチャーシュー マスタードソース。

メニューは何と5年ぶりとなる醤油つけ麺をチョイス。
別皿になった「特製トッピング」も楽しみにしていたのだが、券売機は×印で、聞けば昼のみ提供とのこと。
咄嗟に海老ワンタン3ヶを買い足した。



■ 麺とトッピング
麺は全粒粉入りの自家製平打ちで、切刃的には中太サイズだが、食べ口は中細っぽい。
氷水でキュッと締められ、そのままサッと片手で盛り付けると、もうこの美しい麺線。
スベスベしなやかで、弾力に満ち、香りを振りまきながらモッチリと。
ラストの喉越しに至るまで、非の打ちようがない。



麺上には肩ロースのレアチャーシューが2枚、クレソン、ご厚意の味玉。
レアチャーも味玉も文句なし。
チャーシューには一筋のパプリカ粉が振られ、凛とした麺皿の風情は、以前から揺るぎない。


■ つけ汁と具
つけ汁がまた驚くほど美味しく感じた。
初期には、鳴龍の醤油スープはカエシが主役で、出汁感は引き立て役としか思っていなかった。
それがある頃から、醤油の旨味と、前面で主張する鶏と牡蠣主体の魚貝の出汁感とが、見事に調和していると感じるように変化。
スープの進化もあるだろうが、私自身の感覚も変わってきたのだろう。
今日は牡蠣に加えて余韻に絡む煮干のジンとした響き、仄かな酸味混じりの爽やかな醤油のキレが素晴らしく、今まででもベストの醤油スープだった。




つけ汁中のチャーシューは、以前の刻んだものから大きなバラロール煮豚に変わっていて、これがコクを落とし続けるので、早めに食べてしまうのは勿体ない。


コリコリの細メンマが何本も沈む。
表面には青白の葱が美しく散らされ、スープと共に平打ち麺に絶妙に絡んでいく。



別皿の海老ワンタンは、むき身のプリプリ感がそのまま感じられる逸品で、スープに潜らせていただく。
北さんも書かれているが、あの「八雲」に勝るとも劣らないレベルだと思う。



■ 感想など
ラストはスープ割りをお願いし、鮮烈に蘇る牡蠣出汁にうっとりしながら大満足のフィナーレ。


分厚い出汁感と醤油の調和が素晴らしいつけ汁、麺もトッピングも隙のない特級品。
マイベストオブ醤油つけ麺になったかな。
次回は昼に来て、特製トッピングも楽しんでみよう。

ご馳走様でした。