しなそば 麺坊 @鹿沼市 〜「キノコそば」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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しなそば 麺坊
鹿沼市(鹿沼)

 
【メニュー】キノコそば
【価格】800円

[訪問時期] 2020年9月上旬(休日) 昼
[注文方法] 口頭注文、後会計
[スープ] キノコ/清湯
[味] 醤油
[麺] 細麺(150g位)
[トッピング] キノコ、豚肉、葱
[卓上] ブラックペッパー、七味、醤油、酢、ラー油
[別注文] ギョーザ(300円)



旅行中のランチ。
宇都宮近辺は有力新店ラッシュなのだが、それらに目もくれず、目指すは鹿沼駅近くのこちら。
皆さんのレポで知ったキノコそば狙いだ。



正午近くだが先客はお一人と、やや拍子抜けだが、
壁にはキノコの写真が貼られ、本棚にキノコ図鑑が並ぶのを見て、テンションは逆に高まる。
いかにも山歩きや登山をされていそうな、ロッジのマスター風のご主人に、キノコそばと餃子を注文。


「キノコは煮込むのでちょっと時間がかかります」との言葉通り、餃子が先に登場する。



肉と野菜のバランス良く美味しい餃子を、チビチビと食べ終わる頃合いで、キノコ満載の一杯が届けられた。



■ キノコそば
スープはライトな動物魚介清湯ベースに、炸裂するキノコの旨味。
序盤はあっさり穏やかめに感じるのだが、徐々にキノコ感が増し、塩気もピタッとハマって来る。
炒め煮したキノコからヌメリ成分が出て来るようで、軽く餡とじしたようなトロミがかかるのだ。
自然と口内の滞留時間が長くなり、キノコ感がヤバいくらいに増幅する。
醤油とキノコ出汁の馴染みも最高。
いやいや、驚きの旨さだわ。



は若干加水低めな細ストレート。
トロるスープが良く絡み、小麦風味と馴染む。  



何種類ものキノコを、豚バラや笹切り葱と炒め煮にしたものが、山ほど載っている。
仕上げに青葱をバラッと。
とにかくキノコが質量共にハンパない。
ナメコや舞茸、木耳に似た感じのもの始め、名前は分からないが、10種類近くも入っているのではないか。
種類によって食感も味わいも異なると、これほど如実に感じたのは初めてだ。
全てご主人が採って来た天然物というから、旨さもひとしお。
豚バラ、葱との絶妙な相性も忘れられない。



■ 感想など
滋味が溶け出した極上スープを、最後の一滴まで飲み尽くしてフィニッシュ。
1000円超のラーメンが当たり前の世の中で、天然キノコ満載の一杯が800円でいただけるとは、何と素晴らしいことか。
感動した。
またいつか、絶対に戻って来よう。

ご馳走様でした。