伊太そば 豚骨イタリアンラーメン @習志野市 〜「伊太そば ポルチーニ」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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伊太そば 豚骨イタリアンラーメン

習志野市(実籾)
 
【メニュー】伊太そば ポルチーニ
【価格】900円

[訪問時期] 2020年5月中旬(休日) 昼
[注文方法] 口頭注文、後会計
[スープ] 豚骨+茸/清湯
[味] 塩
[麺] 中細麺(140g位)
[トッピング] 生ハム、マッシュルーム、すり下ろしチーズ、トリュフペースト、パセリ



TV放送で人気沸騰し、結構な行列店になったという此方。
不運にもコロナ禍で一時休業していたが、宣言解除を待たずに復活していると知り、早速お邪魔してみた。
11時15分で満席、外待ち3名。



店頭には、「入店前の消毒」、「マスク着用、会話は小声で」、「並ぶ際は間隔2mで」等をお願いする立て看板がある。


10分ほどで総入れ替えのように入店すると、奥に伸びるカウンターは1席ごとに透明アクリル板で仕切られ、厨房との間にはビニールシート
おかげで、奥様の明朗快活なアナウンスを聞くことが出来る。



カウンター上には、木製トレイに箸とレンゲがセットされている。



メニューはカルボナーラ、ジェノベーゼ、ポルチーニ、アラビアータの4種の伊太そばで、レポの上がっていないジェノベーゼにすべきかと迷ったが、キノコ好きとしては表題を我慢できなかった。



■ 伊太そば ポルチーニ
ライトな豚骨感をベースに、ポルチーニはじめ数種類のキノコの濃密な旨味を重ねたスープ



間違いなく美味しいが、穏やか上品なので、すり下ろしチーズとトリュフペーストを載せて、味わいに起伏をつけている。
チーズは風味の強くないグラナパダーノあたりだろうか。
スープとの合わせ方によって、キノコ感とチーズの主従が入れ替わる
後半トリュフペーストを溶かすと、ノーブルなキノコ風味が蘇り、終盤にはチーズが君臨する濃厚キノコグラタンスープのように変わってフィニッシュ。
クライマックスに向けてパンチも高まり、この起承転結は面白い。


トッピングは他に生ハム、マッシュルーム
塩気の強い生ハムは、この一杯に相応しいとは思えない。
伊太そばの象徴として拘られているのだろうが、ここは敢えてレアチャーあたりの調理技術で勝負していただきたい。
マッシュルームも生でクセがなく、サクッと齧ってから追いスープで雰囲気を楽しむ。



パスタ用のデュラム粉を配合した中細ストレート
モッチリ感が持ち味だろうとの予測は、サクプツな硬質感で覆された。
やや加水を抑え、硬茹でしている感じだろうか。



■ 感想など
キノコスープやペーストはたまに出会うが、そこにチーズを絡めるのが如何にも伊太そば。
キノコ感とチーズの覇権争いで、展開にメリハリがつき、楽しく美味しくいただいた。
今ひとつパスタライクな特徴を感じない麺や、生ハムトッピには、検討の余地もあるように感じたが、まあ好みの問題ということで。
こんなご時世でも、少しでも快適に客を迎えたいという思いが、ヒシヒシと伝わった。

ご馳走様でした。