小麦と肉 桃の木 @新宿区 〜「背脂生姜醤油」

小麦と肉 桃の木

新宿区（新宿御苑前）

ラーメンデータベースの店舗情報へ

【メニュー】背脂生姜醤油

【価格】1000円

​​​​[訪問時期] 2020年4月上旬（平日） 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 豚＋魚介/清湯 ＋背脂
[味] 醤油
[麺] 平打ち幅広麺（通常300g⇒200g位）
[トッピング] （麺）サラダ、（汁）豚バラ肉、刻み葱2種、生姜、一味

勤務先近くでサラメシ。
内臓温度を上げて免疫力アップ狙い？(笑)
「背脂生姜プロジェクト」なる輪が広がっているようで、当店はそれを機に表題メニューをデフォに位置付けたらしい。

店外の除菌スプレーを使ってから券売機に向かうと、確かに左上にこのメニューのボタン。

ピークタイムを外してきたのだが結構混んでいて、13時半近くには背後霊待ちまで発生していた。
寡黙に作業を続ける店主さんと、自然体で接客するお母様の、女性お二人によるオペレーション。

デフォ麺量が300gと多いので、少なめでお願いした。

程なくご対麺。

■ 背脂生姜醤油
背脂ビッシリのつけ汁は、動物系＋魚介系のバランス清湯に、キリッと強めな醤油を効かせている。

汁中には豚バラ肉の煮込みがかなりの量入っていることもあり、柔らかく甘めな豚の旨味が満載。

そこに一味を塗したおろし生姜を溶かし込んで完成する。
甘辛酸の複雑な絡み合いで、かなり引きが強いつけ汁である。
葱は千切りと小口切りの2種類。

麺はやや黄色い、きしめんライクな平打ち幅広ピロピラ。
製麺所は「あさひや」らしく、そう言えば当店は「せたが屋」さんの系譜なのだ。

確り水〆された麺肌はひんやり滑らかで、食べてみると、案外密度の高そうな弾力性とモッチリ感が印象的。

この幅広麺が、ややしょっぱめなつけ汁とジャストフィット。

特に、具の豚バラ肉と交互に食べたり、もしくは一緒に頬張った時の美味しさが、何とも言えず肉うどん的。
千切りの葱もポイント高い。
汁たっぷりの豚生姜焼きをおかずに、麺を食べているような感覚で、当店が店名に「小麦と肉」と冠しているのを大いに納得。
でもこれ、絶対にご飯も合いますな。

麺上には薄酸味なドレッシングがかかったサラダ。
ベジファーストで半分以上いただき、残りは箸休め的に摘まんで口をリセット。

■ スープ割り
スープ割りをお願いすると、蕎麦屋のような急須で割りスープが届く。

これがトロットロ高粘度のそば湯で、ほうじ茶の味が混ざる。

アレルギーの方は普通のスープ割りも出来ると案内されているので、正真正銘のそば湯だろうが、何処から来るものなのか全くわからない。
これが結構おつな味わいだから面白い。

■ 感想など
きしめんを使った肉うどん×背脂生姜醤油中華のハイブリッド的なイメージだろうか。
少なめでお願いした麺量は200g程度だったと思うが、こうして肉うどん的に食べると、まだまだイケたのにとプチ後悔。
想像以上にジャンクで、ぐいぐい引きずり込まれた。
こうなると、このプロジェクトに参加する他店にも行ってみたくなる。

ご馳走様でした。