ただいま変身中 @中野区 ~「牡蠣ラーメン(鯛出汁)」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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ただいま変身中

中野区(中野)
 
【メニュー】牡蠣ラーメン(鯛出汁)
【価格】880円

[訪問時期] 2019年10月下旬(平日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 鯛+牡蠣/白湯
[味] 塩
[麺] 中細麺(140g位)
[トッピング] 牡蠣、チャーシュー、鶏チャーシュー、ホウレン草、とびこ、バケット、乾燥パセリ、パプリカ粉


「transforming Now!!」か、なるほど。
ラーメン屋さんというよりヘアサロンぽい洒落たファサードで、日本語の店名表記もないので、注意していないと見過ごしてしまいそう。



開店直後に一番客として入り、因みに15分もすると店内は満席。
食券を買ったら、ステンレスタンブラーにお冷やをセルフで注いで着席する。



高級感漂う大理石基調のカウンターには、木製木箱に一人分の箸・レンゲ・おしぼり等がセットされ、更には専用のスマホ充電キットまで用意されている。



そんなクールな空間で、待つこと10分ほどでご対麺。
ハンドミキサーで泡立てられたスープに、点描絵画のように散らされた乾燥パセリとパプリカ粉は、正に板橋の本家「鯛塩そば 縁」の世界。



■ スープ
泡泡の下はシャバめな白湯で、濃密ながら癖のない鯛の旨味に、フワッと牡蠣風味が載っているイメージ。
ポタージュ状のクリーミーな味わいの奥には、鶏っぽい旨味も隠れていそう。
醤油は中々感知できないので、塩味ベースだと思うのだが、そう簡単に断定できないような奥行き感がある。
フレンチ流の味づくりなのか、重さを感じない優しい仕上がり
牡蠣の存在感は過度に期待しない方が賢明で、トッピングの牡蠣を口に含んでスープを合わせ飲んだ時の、ブワッと鮮烈な牡蠣感がクライマックス。



■ 麺
店主さんの指南の元、女性助手が茹で上げた麺は、加水低めな細ストレート
硬め食感と小麦の香りを存分に楽しめるが、パツパツタイプではなく、終盤までダレを感じない。
泡と共に拾い上げるスープと相性まずまず。
「縁」では村上朝日製の麺を使っていたが、良く似た印象だ。



■ トッピング
トッピングは牡蠣、チャーシュー、鶏チャーシュー、ホウレン草、とびこ、バケット、乾燥パセリ、パプリカ粉


プリッとした牡蠣は軟らかく、熱入れジャスト、旨味たっぷり。
ラーメン屋さんでいただく牡蠣としては、間違いなくベストな部類だろう。


ところが、レア加減やや中途半端な肩ロースチャーシューは、雑味も感じたりで好みから外れ、ホウレン草もクタクタで箸休めにはイマイチ。


見事な牡蠣とのギャップが、何とも惜しい。
鶏ムネ肉の低温調理はまずまず。
バケットはどのタイミングで食べるのがベストなんだろう。


■ 感想など
本家の鯛ポタをベースに、牡蠣を香らせた一杯。
未体験ゾーンな組み合わせでもあり、スープはかなり新鮮に響いたのだが、一部のトッピングがハズレ
厨房を見ると、スライス済みのチャーシューが山と積まれている。
「フレンチのエスプリで変身させた新感覚ラーメン」を標榜するなら、トッピにも真価を発揮してほしいものだ。

㊗️オープン㊗️
ご馳走様でした。