麺処 若武者 ASAKUSA @台東区 ~「会津山塩物語」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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麺処 若武者 ASAKUSA 〜FUKUSHIMA NOODLE STYLE〜

台東区(浅草)
 
【メニュー】会津山塩物語
【価格】500円(オープン記念、通常は750円)

[訪問時期] 2019年7月上旬(平日) 夜
[注文方法] 現金前払い(通常は券売機にて)
[スープ] 鶏+魚貝/清湯
[味] 塩
[麺] 平打ち中太縮れ麺(140g位)
[トッピング] チャーシュー、メンマ、葱


二本松の雄「若武者」草加の分店を閉じ、満を持して開店させた東京1号店
しかも看板メニューに、今まで本店でも分店でも手掛けていなかった、会津山塩をフィーチャーしてきた。
プレオープン初日はその「会津山塩」を、2日目はこちらも新メニューの「黒煮干中華そば」をワンコインで提供するとのこと。
昼200食、夜100食の売り切れ御免。


にわか山塩ファンとして、初日夜にお邪魔した。
到着時、予想に反して行列はなく、ラスイチ席に滑り込み。



入り口すぐに券売機も用意されているが、今日はワンメニューなので、着席と同時に500円を払うシステム。



5名ほどのスタッフで回しているが、悠然と俯瞰しているのは、本店の大将っぽい。
5分も経たずにご対麺となった。



スープ
記載によれば、会津地鶏に6種の貝出汁、タレはもちろん会津山塩


確認のために記すと、会津山塩とは、北塩原村・大塩裏磐梯温泉の源泉から、煮詰めるだけの伝統製法で作り出した天然塩。
この源泉には、かつて地層に閉じ込められた太古の海水が溶け出していて、出来上がった塩の成分は、海塩とかなり異なるらしい。
従来の「若武者」デフォメニュー「塩鶏中華そば」は、青森シャモロックの丸鶏主体の肉出汁に、しじみ、あさり、ホタテ、ほっき貝、はまぐりの5種類の貝を凝縮した塩ダレを合わせているようで、塩は石垣産のぬちまーす。
その鶏を会津地鶏に変え、貝を1種足して、会津山塩でまとめたのが、このスープだろう。


やや優勢の鶏に貝がじんわり絡む。
出汁感は特に強いとは思わないが、
山塩の旨味と円みを引き立てながら、鶏と貝の存在感を伝えるには必要十分。
僅かだが背脂も浮き、コクも十分。
慣れるまでの序盤、予期せぬ
微甘味にハッとするのだが、由来は何なんだろう。
白醤油かな?
実は、この甘味は不要かなと思ったりしたのだが、まあ完飲必至の美味しさは変わらない。



平打ち中太のピロピロ縮れ麺。
本店デフォメニューでは羽田製麺製の細麺を使っているらしいが、この麺も羽田製だろうか。
加水高めなムチモチ感が特徴で、ラストまでコシを感じ、山塩スープに馴染む味わい。
会津と銘打つには、やはりこの麺だ。



トッピング
チャーシュー、メンマ、葱。
3枚のバラチャーシューは、軟らかいが食べ応えある赤身と、甘味が堪らない脂身のコンビネーションが秀逸。
これは肉まみれの「肉物語」にしても、スッキリべられるだろう。
メンマも、歯がサクッと入る食感、薄め円やかな味付け共に好み。
会津のラーメンには、このシンプルなラインナップがフィットする。



■ 感想など
塩好き、会津ラーメン好きな自分には、堪らない一杯。
今まで東京では、
「日本橋ふくしま館ミデッテ」の催事ぐらいでしか食べられなかった会津山塩が、常時いただけるとは、何たる幸せか。
次回は餃子でも摘まみながら飲んで、別メニューにチャレンジしてみよう。

因みに、今年
プチブームの会津山塩ラーメンは、「会津山塩企業組合」という団体の認定制度で成立しているとのこと。
会津山塩ラーメンを食べ歩いている「kamepi-」さんが、最近何か情報を掴んだようで、そのレポを楽しみに待っている。

ご馳走様でした。