貝料理 梵厨 @台東区 ~「昼・数量限定☆牡蠣のまぜそば+蜆出汁煮卵」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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貝料理 梵厨

台東区(新御徒町)
 
【メニュー】昼・数量限定☆牡蠣のまぜそば+蜆出汁煮卵
【価格】900円+100円

[訪問時期] 2018年6月中旬(平日) 昼
[注文方法] 口頭注文、後会計
[味] 貝塩油ダレ+牡蠣ペースト
[麺] 平打ち中太縮れ麺(200g弱位)
[トッピング] 牡蠣のオイル漬け、蜆出汁煮卵、葱2種、糸唐辛子


貝料理店「梵厨」(ぼんず)が、ランチオンリーで提供するラーメン。
桑名産蛤と北海道産アサリの「貝だしラーメン」を予てから狙っていたが、ようやくチャンスが訪れた。
当店には半年ほど前に一度飲みに来ていて、貝だけに若干お高めだが、バリエーション豊かで確りした料理に舌鼓を打ったものだ。
その頃既にランチラーメンを提供していたのかどうか分からないが、何れにしても気付きもしなかった。



12時15分、店前の案内を見ると、今日は10食限定の「牡蠣のまぜそば」なんてメニューがあるではないか。
すっかり貝だしラーメンの頭になっていたのだが、俄かに混乱しながら店に入り、スタッフに訊ねるとまだ残っていると言う。



迷ったら連食?イヤイヤ
いろいろ考えた末、ここはやはり、次回あるかどうか分からない新メニューをチョイス



まずサービスの煮ツブ貝が、暫しの後にご対麺となった。




牡蠣のまぜそば+蜆出汁煮卵
まず麺とタレを味見してみる。
平打ちピロピラな中太で、熱々とまではいかない適度な温かさで提供される。
ラーメンは浅草開化楼製の麺を使っているようだが、こちらもそうかな?
多加水らしいシコシコモッチリ食感で、タレやペーストの絡みは抜群。



丼底には少量の塩ダレ
麺が引っ付かずスムーズにリフト出来るので、予め麺にも絡めてあるようだ。
舐めてみると、ビシッと強めな塩気を掻い潜るように、貝の旨味がじんわり
何の貝か分からないが、旨味を凝縮した塩ダレと油を合わせた感じで、これが既にメッチャ美味しい。
牡蠣ペーストに触らぬようにマゼマゼして、この貝塩油ダレだけで、1/3ほどの麺を食べてしまった。



中盤から牡蠣ペーストを混ぜ込んでみる。
ペーストそのものは
マイルド&クリーミータイプで、思いのほか穏やかな牡蠣感と塩気
牡蠣の旨味は良く出ているが、パンチのあるタイプではなく、
塩油ダレとセットで上品に食べさせる意図だろう。


牡蠣ペーストの分量が少なめなので、最初から混ぜると、牡蠣感が拡散してより穏やかになりそう。
今回期せずして、牡蠣ペーストを中盤からの味変に使ったのは、結果正解だった。


トッピング。
大粒な牡蠣のオイル漬けが2個。
牡蠣の旨味を封じ込め、味わいはこちらも上品で塩分控えめ。
それでも麺と共に頬張れば、この熟成感が結構なアクセントになる。
薬味は白髪葱、青葱、糸唐辛子
追加した味玉は、蜆出汁と言われてみれば確かに、ほんのり貝の旨味。


この味玉がないデフォのトッピングは、ちょっと寂しい気がしないでもない。



■ 感想など
塩油ダレも牡蠣ペーストも上々の出来映えで、基本的にかなり美味しい。
全体的に穏やか仕上げなので、塩気と牡蠣のパンチは余り期待しないほうが良い。
こういう落ち着いたバージョンも悪くないのだが、3割増し位のペースト量があれば、更に響いて来そうだ。
レベルが高いことが分かったので、間を置かず、「貝だしラーメン」もいただきに上がりたい。

ご馳走様でした。