気仙沼かもめ食堂 @気仙沼市 ~「かもめラーメン味玉のせ(潮味)」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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気仙沼かもめ食堂

気仙沼市
 
【メニュー】かもめラーメン味玉のせ(潮味)
【価格】800円(味玉100円含む)

​[訪問時期] 2019年5月中旬(平日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 鶏+魚介/清湯
[味] 塩
[麺] 細縮れ麺(140g位)
[トッピング] チャーシュー、メンマ、味玉、海苔、ナルト、葱


気仙沼港に面する新しい店舗。
1942年創業の老舗食堂で、閉店から復活までの経緯は、この方の当店初レビューに紹介されている。
https://ramendb.supleks.jp/review/954971.html
復活の立役者は、気仙沼のご出身で、葛西本拠の「ちばき屋」を経営される千葉氏。
「かもめ食堂も」も現在は「ちばき屋」の系列店となっている。

10時開店との情報だったが、10時45分に着くと未だ準備中で、開店時間は11時らしい(店舗情報修正済み)。
暖簾が掛かった時点でシャッターズ7名。



メニューは基本「かもめラーメン」の醤油味と潮味で、味玉、ネギ、海老わんたん、焼豚のトッピングバリエーション。


券売機で潮味の味玉のせを選択してカウンターに座ると、5分もかからずご対麺となった。



スープ
鶏主体の動物系ベースに、ネーミングの「潮味」通り、魚介の旨味がじんわりと染みて来る。
魚介出汁は上品ながら強め。
水揚げ日本一という気仙沼産サンマを香味油に使っており、まずそのサンマの節系風味がフワリ、続いて煮干や昆布っぽい旨味が複雑に絡む。
動物・魚介出汁のバランス良く、やや多めの香味油もオイリーとは感じさせず、スッキリと飲み干せてしまう。
このスープ、かなり気に入った。




細めな縮れ麺は、mona2さんレポによればカネジン製とのこと。
「ちばき屋」と同じかな。
スープは現代風にアレンジしているが、この麺は昔ながらのものを再現しているとか。
細縮れならではの啜り心地、多加水らしいシコモチ食感、絡み上げたスープに馴染む味わい
最近あまり出会わないタイプだが、上々ではなかろうか。



トッピング
チャーシュー、メンマ、味玉、海苔、ナルト、葱。


大小2枚のチャーシュー肩ロースの煮豚で、オーソドックスながら味わいは見事にスープと一体化。



味玉は三陸の銘菓、大船渡の「かもめの玉子」をイメージしてカットしたものと聞けば、頼まざるを得ない。
昆布出汁に漬けこんであるらしく、美味しい。



■ 感想など
三陸の町は海沿いには観光商業施設、かさ上げされた高台に住宅と、復興開発が進む。
かつてのような個性ある町並みではなく、どの町も同じように見えてしまうのだが、活気を取り戻しつつあるのは間違いない。
そのシンボルのひとつ、かもめ食堂。
復活までのストーリーを思い浮かべながら、港のほとりで啜るラーメンは格別に旨い。

ご馳走様でした。