らぁ麺 時は麺なり @世田谷区 ~「特製らぁ麺」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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らぁ麺 時は麺なり

世田谷区(経堂)

 
【メニュー】特製らぁ麺
【価格】950円(特製200円含む)
 
[訪問時期] 2019年2月中旬(平日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[出汁] 鶏/清湯
[味] 醤油
[麺] 中細麺(150g位)
[具] チャーシュー2種、メンマ、味玉、刻み葱2種
 
 

もう一軒新店を。
「はやし田」系列店が経堂にオープン。
いよいよ都心から郊外に向かう沿線地域に進出ということで、ランチにお邪魔してきた。
正午より少し前に到着すると先客10名、因みにその後も10名程が続々来店し、既にかなり活気がある。
 
 
 
メニューは醤油味のらぁ麺、つけ麺が軸で、「限定」として煮干そばが提供されている。
カット載せの味玉に飛びつく癖がある私は、券売機で味玉らぁ麺を選択しようとして、隣の特製が100円しか違わないのに気付いて、咄嗟にプッシュ。
 
 
スタッフの声が快活に飛び交う店内で、5分ほど待つとご対麺となった。
 
 
 
スープ
鶏と醤油がぶつかり合う、流行りの鶏清湯だと思っていた。
ところが、その醤油が思ったより穏やかで、活き活きと満ちている鶏感に思わずオッ!と姿勢を正す。
大山鶏の丸鶏をかなり大量に使っているらしく、魚介の支えが有るかも知れないが、感じないに等しい。
鶏油はこういう系にしては少なめで、但しそのコクの深さは抜群。
鶏出汁・醤油・油、各々の特長が良く表現されていて、同時に三位一体的な調和を感じさせる。
オーソドックスなタイプながら、それを極めたようなスープで、これは好み。
 
 
 

菅野製の中細ストレート麺
加水をやや抑え、前半はザクッとした噛み応えとプツンと弾ける歯切れを、スープを吸った後半には、しなやかな側面を感じさせてくれる。
ひと頃煮干ラーメンの相棒として流行ったようなザクパツ麺とは、趣きが異なるようだ。
 
 
麺の風味がスープに溶け出し、微妙に味わいに影響しているようで、私はそれをプラスに捉えた。
 
 
 

チャーシュー2種、メンマ、味玉、刻み葱2種。
チャーシューは、豚肩ロースとモモ肉あたりの低温調理が1枚ずつ。
前者は秀逸な部類だが、後者はやや硬め食感と味わい共に、ちょっと好みから外れた。
 
 
 
味玉は半熟具合ジャストで、黄身の色も濃く、ビジュアル的には想定以上に映えている。
 
 
但し、甘味より塩気を感じるタイプで、逆に角材タイプのメンマ甘さが気になり、どちらも今ひとつしっくりと来なかったのが残念。
いずれも好みの問題なので、ご容赦いただきたい。
「特製」200円は味玉とモモ肉増しだろう。
 
 
■ 感想など
奇をてらわず、丁寧に作り込んだ王道の鶏清湯
鶏と醤油のバランス良く、醤油の強い主張が不得意な自分にとって、このスープはストライクに近い。
表情豊かな麺との相性も良かった。
トッピングが嗜好に嵌まっていたら、85点を超えて来たと思う。
いずれにせよ、新店離れした実力は、ますますファンの心を掴んでいくに違いない。

㊗️オープン㊗️
ご馳走様でした。