麺屋 猪一
京都市下京区(河原町)【メニュー】鶏そば 白
【価格】950円
[訪問時期] 2018年11月下旬(平日) 昼
[注文方法] 口頭注文、後会計
[スープ] 鶏+魚介/清湯
[味] 白醤油
[麺] 細麺(150g位)
[トッピング] 鶏チャーシュー、メンマ、半味玉、海苔、葱2種、(別)柚子皮
京都にワープし、河原町付近での所用の合い間に未訪店へ。
[注文方法] 口頭注文、後会計
[スープ] 鶏+魚介/清湯
[味] 白醤油
[麺] 細麺(150g位)
[トッピング] 鶏チャーシュー、メンマ、半味玉、海苔、葱2種、(別)柚子皮
京都にワープし、河原町付近での所用の合い間に未訪店へ。
OKの声と同時に本番が始まり、@4杯の2ロット目で着丼したのは11時半。
麺の調理は店主さんのワンオペなので、これぐらいの時間の覚悟は必要ということか。
因みに、店内撮影は料理に限ってOKとのこと。
鶏ベースに節系メインの魚介で、どちらも突出しないバランス重視の清湯。
カエシは控えめで仄かな甘味の白醤油、油はおそらく不使用で、あっさりの中にじんわり和を感じさせる。
このスープを如何にも京都らしい和出汁系と取るか、やや物足りないと取るか、自分の中でも五分五分だろうか。
最初の2ロットで支那そば、鶏そば、和牛そばのオーダーが入っていたのだが、店主さんの作業を拝見していると、寸胴から小鍋に移して熱するスープは共通。
黒(醤油)・白(白醤油)のカエシも勿論共通で、それぞれ豚、鶏、牛というトッピングの違いでメニューを分けているようだ。
透明感のある細ストレート麺。
厨房内に「太陽」のロゴ入り麺箱があり、調べてみると太陽製麺所という大阪の老舗らしい。
見た目ちょっと華奢そうで、実際に啜り心地、喉越しの良さが際立つが、実は歯応えや歯切れも悪くない。
ほお、と頷きたくなる麺だ。
麺上には鶏チャーシュー、メンマ、半味玉、海苔、白髪葱、九条葱。
更に柚子皮が別皿で提供される。
とろろ昆布は残念ながらスープに合わない気がしたが、黒七味による引き締めは効果的だった。
元々京都ラーメンは濃厚系が主流で、Wikipediaによれば「京料理をイメージした薄味のラーメンが京都人ではない人物の手で発案されたものの、薄味のラーメンは京都では少数派である。ラーメン研究家の大崎裕史はこれを『京風ラーメン』としている」とある。
当店のラーメンもその「京風」の代表格として、ファンの心を掴んでいる訳だ。
新旧がクロスオーバーする京都で食べる臨場感は、確かに美味しさを増幅させるのだが、一方でこのラーメンを東京で選択するかと言えば、ちょっと微妙だろうか。
950円の一杯を食べながら、ふとそんなことを考えた。
ご馳走様でした。