純手打ち 麺と未来 @世田谷区 ~「特製塩らーめん」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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純手打ち 麺と未来

世田谷区(下北沢)

 
【メニュー】特製塩らーめん
【価格】980円(特製200円含む)
 
[訪問時期] 2018年5月下旬(平日) 夜
[注文方法] 口頭注文、後会計
[スープ] 鶏+魚貝/清湯
[味] 塩
[麺] 手打ち手揉み極太麺(180g)
[トッピング] チャーシュー、海老わんたん、メンマ、味玉、三つ葉、白髪葱
 
 
 
会社帰り、麺友さんと待ち合わせて話題の新店へ。
 
 
わんたん狙いだったが、わんたん麺は🆖とのことで、特製を選択。
 
 
おつビール🍺を始めると、出してくれたアサリバターぽいアテが結構旨くて、アイドリングに弾みがつく。
 
 
「ちょっとラーメン作るのを待っていただけますか?」とお願いしたら、「麺茹でに時間がかかりますが」と切り返された。
なるほど、ごもっとも(笑)
やがてご対麺。
 
 
 

今日は流石に麺から食べてみる。
自家製、手打ち、手切りに手揉みを加えた極太麺。
手切り、手揉みで太さ厚さがランダムなので、一本一本、いや同じ一本の中にも食感の硬軟が混在する。
チュルッと蕩ける部分。
ややゴワッとした太い部分は、粘り腰のあるモッチリ感
もち姫という小麦品種のキャラを、中力粉状で使って引き出したものだろう。
確かに田舎うどん風で、風味も強い。
ラーメン屋さんで、麺を一本ずつ食べてみたのは初めてだ😅
 
 
 
スープ
鶏と魚貝による淡麗清湯塩
スープを啜ると、うどんからラーメンの世界に引き戻される。
お店の案内書きでは、鶏手羽先、浅利、羅臼昆布、片口鰯、鰹枯節などを使っているらしい。
薄めに配した油は名古屋コーチンと比内地鶏のブレンド。
どの素材も突出しない和風バランス系で、染み入るように美味しい。

淡麗ながら分厚い出汁感、塩ダレに潜ませた鮎魚醤のコク、そしてやや強めの塩気で、超極太麺とのバランスは何とか取れている。
この麺と対峙させるスープの選択肢は多々有りそうだが、麺キャラを最大限に際立たせるお供として、このタイプをチョイスしたのだろう。
相性云々を、普通のラーメンの感覚で語るのはナンセンス。
むしろ、助演のスープにも心血を注いでいることに、賛辞を贈るべきだ。
 
 
 
トッピング
チャーシュー、海老わんたん、メンマ、味玉、三つ葉、白髪葱。
 
 
チャーシューは小ぶりなバラ煮豚が4枚。
やや濃いめの味付けだが、まあ悪くない。
 
 
塩味仕立ての味玉は、これもややショッパめで、スープに馴染んでいるとは言い難い。
 
 
2個の海老わんたんには、海老1尾を3つにカットしたものが、少量の野菜餡と共に包まれている。
皮が大ぶりで、麺同様モチッと粘り腰なので、これ位プリプリでジャストに釣り合う。
ただ、生姜風味は若干強め。
 
 
サクコリ食感のメンマからは、柚子香と酸味がこぼれ出る。
どれも美味しいのだが、何かアクセントだらけなのが引っ掛かる。




■ 感想など
個性的な麺には賛否有るだろうが、私は好きだし、淡麗塩スープで受け止めようとした意欲的なチャレンジも讃えたい。
ちょっと気になるのは、トッピングとの関係性
各々のトッピングにも、随所に拘りが見える。
ただ、全体的に濃いめの味付けや風味付けで、麺とスープの微妙なバランスに、割って入っている気がしてならない。
このあたり、次回はデフォの塩そばで確認してみたいものだ。

ご馳走様でした。