赤坂味一 亀戸店 @江東区 ～「ワンタンメン」

赤坂味一 亀戸店

江東区（亀戸）

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【メニュー】ワンタンメン

【価格】750円（ワンタン150円含む）

[訪問時期] 2018年2月上旬（平日） 昼
[注文方法] 券売機にて
[コール] 麺少なめ、硬め
[スープ] 豚骨＋煮干/清湯
[味] 醤油
[麺] 中細微縮れ麺（160g）
[トッピング] チャーシュー、ワンタン、メンマ、ナルト、刻み葱

午前中にこの辺りに来ることなど滅多にないのに、こんな時に限って煮干の新店は2連休と呟かれていた。
と言うことで、此方も昼営業のみがネックになっていた当店を初訪問。

お店に入るや否や、充満する煮干の匂いにボルテージが上がる。
店内には相撲絵入りの番付表がびっしりと張られていて、さながら相撲居酒屋の趣。

表題の食券を買って「麺少なめ、硬め」でお願いすると、その3分後には着丼となった。

■ スープ
「これこれ、永福町系ならではの茶濁スープ」とひと口啜って、予期せぬ味わいに意表を突かれる。
この系統にしては煮干はごく控えめで、豚らしきライトな動物系とイーブン程度のバランス。
船橋の本店とも異なる仕様で、ビターなニボ感を期待すると拍子抜けになりそうだ。
それでも飲み進むにつれ、若干甘めの醤油に絡むじんわり煮干がノスタ系にように染みてきて、これはこれで美味しい。

■ 麺
永福町系御用達の草村商店製と似通った中細の微縮れタイプなのだが、食感はだいぶ異なる。
硬茹でをお願いしたこともあり、歯応えの強さが印象的で、草村製のチュルッとした食感に慣れた身としては結構新鮮。
おそらく本店同様の山田食品製だろう。
麺量は通常240g、少なめ指定だと160gとのこと。

■ トッピング
チャーシュー、ワンタン、メンマ、ナルト、刻み葱。

チャーシューは煮豚肩ロースで、やや硬、パサつき気味。
メンマはサクシニョ食感で、どちらも味わいは悪くない。
ワンタンはごく少ない餡を厚めな皮が包むもの。
このタイプなら、薄皮がチュルリンと喉に落ちる感触を楽しみたいものだ。
このワンタンが3個150円とは、ちょっといただけない。
それでも元の設定が安いので、750円で済んでしまう。

■ 感想など
船橋の本店で食べた時も、醤油の使い方や麺など、永福町系をリスペクトしつつも独自の進化を目指してきたことが窺い知れた。
ご子息が営む亀戸店は更なる進化で、もはや永福町系という形容は当たらないだろう。
それが良いとか悪いとか、お店の評価はそんなことで語られるものではない。
じんわり心に沁みる当店ならではの一杯が、この地に更に確りと根ざすことを願う。
 

ご馳走さまでした。