中華そば 西川 @世田谷区 ~「ワンタン中華そば」他 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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中華そば  西川

世田谷区(千歳船橋)
 
【注文】ワンタン中華そば
【価格】 980円(ワンタン200円含む)
 
[訪問時期] 2017年11月上旬(平日) 夜
[注文方法] 券売機にて
[出汁] 豚鶏+煮干/清湯
[味] 醤油
[麺] 細麺(130g)
[具] チャーシュー、メンマ、ワンタン、刻み葱

[別注文] おつまみ盛り合わせ(500円)
 
 
9月オープンの新店へ。
不勉強でノーマークだったのだが、麺友さんのレポを拝見し、自分の中で俄かにクローズアップされたお店。
週末はかなり混雑することもあるようだが、平日夜はちょっと緩やか。
 
 
 
まずは「おつまみ盛り合わせ」500円をアテにヱビスでおつビール。
この盛り合わせ、スモーキーな肉厚チャーシューが4枚、煮干で炊いたらしい極太メンマ4本に味玉が入り、かなり楽しめる。
小瓶ながらヱビスをお代わりしてしまった。
 
 
 
頃合いで麺を作っていただくようお願いすると、僅か2分ほどで風味豊かな一杯が届けられた。
 
 


スープ
清湯と言うより混濁のイメージで、旨味の重なりを突き破るように、煮干がかなり荒々しく迫って来る。
やがて苦味・エグミ寸止めの強いニボ感はスッと引き、濃縮された旨味だけが長い余韻へと続く。
この強いニボ感と後口の爽やかさが驚くほど対照的なのだが、支えに徹する豚ゲンコツや鶏モミジ、更には燻製イワシ等との秀逸なバランスによるものだろう。
白醤油混じりの淡い醤油カエシが、全体をソフトに包む。
これは文句なしに美味しいスープ。
 
 
店主さんが油を仕込んでいたので尋ねると、やはりカメリアラード
永福町大勝軒たけちゃんにぼしらーめん 調布店の2つの出身店とは一線を画すスープの醸し出しながら、要所に取り入れたエッセンスが光る。
 
 

三河屋製、低加水の細ストレート
40秒ほどの茹で加減はやや硬めジャストで、ザクパツ食感と粉感残る風味は、スープと鉄板の相性。
後半は軟らかめになってくるのだが、ダレではなくしっとりシルキーな食感として楽しめるから不思議だ。
店舗情報によれば麺量は130g。
 
 

チャーシュー、メンマ、刻み葱、そして追加したワンタン

チャーシュー薫香豊かな肩ロースのレア仕上げ。
箸で摘み上げてその大きさに驚き、「盛り合わせ」で4枚と思ったのは、2枚分を各々半分にカットしたものだったと気付く。
食感も肉々しく、美味しい上にこのボリューム感は素晴らしい。
 
 
煮干風味が染み込んだメンマは、縦にサクッと割れる食べ心地も印象的。
 
 
やや小ぶりのてるてる坊主型ワンタンが3つ。
生姜が効いた肉餡で、ワンタンそのものは美味しいのだが、下味とスープ味があまりかみ合わない感じがした。
 
 
 
■ 感想など
麺友さんが仰るように、煮干を出す店は増えてそのレベルも上がり、煮干を求めてわざわざ。。。というモチベーションも無くなりつつある。
そんな中で出会ったこの一杯には、新鮮な驚きを覚えた。
煮干の旨さもさることながら、動物系や燻製イワシといったサポートチームの貢献も特筆すべき。
出来れば塩味でも食べてみたいし、リリースされたばかりの「つけそば」も試したい。
ラインナップが揃った頃には、大化けしそうな注目店だ。

 
ご馳走さまでした