荏原町 しなてつ
品川区(荏原町)
【注文】 塩ワンタンメン
【価格】 1020円(ワンタン200円含む)
[訪問時期] 2017年9月下旬(平日) 昼
[注文方法] 口頭注文、後会計
[出汁] 鶏豚+魚介/清湯
[味] 塩
[麺] 中細微縮れ麺(150g)
[具] チャーシュー、ワンタン、メンマ、海苔、刻み葱、(卓上)揚げねぎ
涼しくなってきたので「たんたん亭系」巡りの旅を再開。
こちらは「支那ソバ かづ屋」系と言ったほうが良いかな。
外出途中、12時少し前に訪問。
[注文方法] 口頭注文、後会計
[出汁] 鶏豚+魚介/清湯
[味] 塩
[麺] 中細微縮れ麺(150g)
[具] チャーシュー、ワンタン、メンマ、海苔、刻み葱、(卓上)揚げねぎ
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170925/12/toshikun0316/01/dc/j/o0960073214034903651.jpg?caw=800)
こちらは「支那ソバ かづ屋」系と言ったほうが良いかな。
外出途中、12時少し前に訪問。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170925/12/toshikun0316/b9/b4/j/o0720096014034903664.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170925/12/toshikun0316/c7/19/j/o0960072114034903675.jpg?caw=800)
5分ほどで、この系譜王道の麺顔とご対面となった。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170925/12/toshikun0316/6f/25/j/o0960072214034903682.jpg?caw=800)
僅かに強めな煮干や節系魚介を、鶏や豚が丁寧に支えるバランスは、ご出身の「かづ屋」と良く似ている。
ただ、出身元には系譜の源流近くの素朴さを感じるのに比して、当店の上品な出汁感や微かな甘旨味の醸し出しは、若干洗練されているような気がする。
とにかく染み入るように美味しいスープ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170925/12/toshikun0316/b2/e5/j/o0724096014034903692.jpg?caw=800)
スープを邪魔するかな?との邪推など無用で、香ばしい苦みのアクセントだけをそっと添える感覚。
段階的にかなり多めに散らしてみたが、スープの本質を変えぬ、良いモードチェンジだった。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170925/12/toshikun0316/50/16/j/o0720096014034903704.jpg?caw=800)
菅野製、多加水の中細微縮れタイプで、この系譜で良く見るストレート麺とは明らかに異なる。
そう言えば「支那そば たなか」でも、同じような麺に意表を突かれたことを思い出した。
シコモチ食感も風味も悪くない。
だがやはり、このスープにはしなやか滑らかタイプの麺がお似合いだと思ってしまう。
チャーシュー、ワンタン、メンマ、海苔、刻み葱。
調理方もビジュアルも、この系譜の伝統を忠実に再現している。
食紅が鮮やかに映える肩ロースの叉焼。
適度な歯応えから滲む肉の旨味と、微かなはちみつの甘味が印象的。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170925/12/toshikun0316/5e/a6/j/o0720096014034903764.jpg?caw=800)
他には卓上の揚げねぎを試してみたが、それは上述の通り。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170925/12/toshikun0316/4d/33/j/o0720096014034916188.jpg?caw=800)
この系譜を辿っていると、これほど頑なに系譜の伝統を踏襲している流派は、他にはないのではと思ってしまう。
特にスープ、叉焼、ワンタン、そして盛り付けにおいてその傾向が顕著で、それは当店もご多聞に漏れず。
但しお店によって微妙に異なる表現技術や麺の選択等に触れるのが、この旅の醍醐味である。
今日もそれを堪能させてもらった。
特にスープはかなり美味しい。
個人的には、流れるような麺線のしなやか麺を合わせれば、スコアも更に伸びてきそうだ。
ご馳走さまでした。