陽はまたのぼる
足立区(綾瀬)
【注文】塩煮干しそば
【価格】 750円
[訪問時期] 2017年4月下旬(平日) 夜
[注文方法] 券売機にて
[出汁] 煮干/清湯
[味] 塩
[麺] 細麺(140g位)
[具] チャーシュー、小松菜、海苔、刻み玉ねぎ、刻み葱
一時中止していた夜営業がこの日から再開と聞き、会社帰りに立ち寄ってみた。
数日前の昼に訪れた時は長蛇の列で終了宣告を受けたのだが、流石に復活初日の夜は待ちもなくすぐに入店。
ビールのボタンを見落として、置いてないと勘違いしたのが痛い。
オープンから半月以上経ち、店主の風格が漂い始めた大川さんが、助手さんに盛り付け指導をしながら仕上げていく。
ほどなくご対麺。
■ スープ
この日は白口3種、鯵2種、背黒、平子を使用と呟きがあった。
ふくよかで透明感のある煮干をじんわりと響かせるのは、修行先の「麺処 晴」と似ている。
開店当初は塩気が強いとの指摘もあったが、既に改善されたようでジャストな塩梅。
紫蘇オイルが特長とも聞いていたのだが、そちらは言われてみれば的な感じで、煮干と紫蘇のコラボとまでは感じない。
ともあれ、美味しい極上煮干であることは間違いない。
■ 麺
棣卾製の細ストレート。
思いのほか軟らかな口当たりにして、確りとコシを湛えている。
何とも言えず心地良いしなやかさ、滑らかさで、わざわざ京都の製麺所を選択した拘りはこのポイントにあるのか。
煮干に鉄板と言われたザラパツ麺を使わない店が増えてきているが、ここまでニボスープと合う中加水麺も珍しい。
麺量は標準よりやや少なめの130g~140g程度だろうか。
■ 具
チャーシュー、小松菜、海苔、刻み玉ねぎ、刻み葱。
肩ロースのチャーシューは低温調理だと思うが、スープに沈んでいるのですぐに変色。
諸兄のレポで修行先のようなレアピンクを期待していたので、これは残念。
食感もアベレージだった。
当店ならではと聞いていた花穂紫蘇は、日によって載せたり載せなかったりするのだろうか。
今日は載っていなかったことも、紫蘇感が響かなかった理由のひとつかも知れない。
■ 感想など
全体としてはかなり美味しく、特に煮干の醸し出し方や麺との相性は特筆モノ。
予習で期待していた紫蘇感やレアチャーシューがやや物足りなかったのだが、まだオペのブレがあるのかも知れない。
このエリアに大変貴重な新店であることは間違いない。
折りを見て再訪してみよう。
ご馳走さまでした。