麺処 とらたま
小田原市(鴨宮)
【注文】野菜らーめん(塩)+煮たまご
【価格】 930円+100円
[訪問時期] 2017年2月中旬(休日) 昼
[注文方法] 口頭注文
[出汁] 豚鶏+魚貝/白湯
[味] 塩
[麺] 平打ち中太麺(150g位)
[具] 炒め野菜、コーン、チャーシュー、メンマ、煮たまご、海苔、ナルト、刻み葱、柚子
嫁さんサービスの日、ランチにラーメンを打診してみたらOKとのことだったので、急きょ検索して見つけた当店へ。
ピークの時間帯で満席だったが、タイミング良くテーブル席が空いてほぼ待ちなしで入店。
過去レポは塩が圧倒的に多く、店前の提灯にも「塩らーめん」とあるので、どうやら塩オシで間違いないようだ。
やはり「塩」で始まるメニューから、何となく標題を選んでお願いした。
10分近く待ってのご対麺。
■ スープ
見るからに出汁が濃厚そうな微乳化白湯で、その通り豚主体の動物系の旨味が溢れ、魚介がじんわり支える。
具の野菜を炒めた胡麻油が風味とまったり感を高め、複雑なコクに満ちて超美味しい。
嫁さんが頼んだデフォ塩スープを味見すると、煮干や貝出汁の存在までハッキリ伝わってくる。
自分のスープはその重層的なベースに、更に野菜の旨甘味、胡麻油の風味が加わったもので、単素材の存在感はやや隠れるが、カオスな味わいは正にどストライクだ。
どこに隠れていたのか、後半には柚子が香り始めてまた趣を変えていく。
これには嵌まって、完飲を抑えられなかった。
■ 麺
平打ち多加水の中太ストレート。
茹で加減は軟らかめなようで、期待したほどのコシを感じることなくモッチリしていく。
出汁感濃厚なスープと麺の張り合いを感じられなかったのは残念。
まあ、その分スープとの馴染みは良いようだ。
麺量は150gをやや超える程度か。
■ 具
炒め野菜、コーン、チャーシュー、メンマ、煮たまご、海苔、ナルト、刻み葱、柚子。
シャキッと炒め加減絶妙な野菜はキャベツ、もやし中心に人参、玉ねぎ。
前述の通り、炒めに使った胡麻油の風味が、この一杯に及ぼす効果は絶大。
このメニューにはチャーシューが載らないのかと思っていたら、スープ下に沈んでいた。
大ぶりやや薄手のバラロールはもち豚使用らしく、箸では持ち上げ不可能なホロトロ系。
蕩けるようなその食感も、ナチュラルな味付けも好みだった。
シャキコリ食感の極太メンマ、ジャストな半熟加減に染み込んだ甘味が心地好い煮たまご。。。
具のレベルは総じて高いし、ラインナップも多彩である。
■ 感想など
ふと立ち寄ったお店で、思いがけずの絶品と巡り合えた。
気になる点と言えば、麺の茹で加減と、具沢山とは言え煮たまご追加で1000円を超えるやや強気の価格位か。
逆にもう少し硬茹で麺で1000円以内であれば、大台に届きそうな好印象だった。
休日ピークの時間にも関わらず、女性スタッフに駐車場に誘導していただいた。
お店も綺麗で清潔感溢れる。
地元客がひっきりなしに出入りしていたが、人気のほどが頷ける名店だ。
ご馳走さまでした。