栃木市（栃木）
【注文】 鶏塩
【価格】 700円
[訪問時期] 2016年10月下旬（休日） 昼
[注文方法] 口頭注文、後会計
[出汁] 鶏/清湯
[味] 塩
[麺] 中細麺（150g位）
[具] チャーシュー、穂先メンマ、刻み大葉、刻み葱
「アメノオト」からの連食です。
佐野から栃木市へ移動。
麺友さんからプレオープン情報を貰っていたが、一週間遅れての訪問だ。
到着はちょうど12時、店先の受付簿を見ると先待ち5番目で、10分ほど待って店内に案内される。
座ったのは以前「麺処 ぼたん 栃木店」時分に窺った時と同じ場所！･･･などと感慨に耽っていると、背後から声がかかる。
座敷席では麺友さんたちが集団ラー活中だった（笑）
一軒目が醬油だったので此方では塩を注文し、「大葉が入りますが」との問いかけにもOKと即答。
やがて鶏がプンプン香る一杯が運ばれてくる。
■ スープ
香り立つ鶏そのままに、ブワッと寄せる鶏感を円やかな塩ダレが包んでいく。
いやあ、ストライクど真ん中に近い鶏清湯だ。
感知できる出汁感は鶏オンリーだが、この厚みと安定感は縁の下の魚介系の支えも確りしている筈。
塩ダレは若干強めだがジャストの部類で、喉元での切れ味よろしく鼻腔に余韻を伝える。
しばしレンゲが口を往復。
■ 麺
中細やや細めなストレートで、全粒粉の斑点が目立つ。
一軒目と同じ磯屋商店製と後から知ったが、その「アメノオト」で食べた麺とはかなり異なる麺キャラだ。
滑らかしなやかな麺はズボボッと小気味良い音で口に滑り込み、口中に溢れる鶏感に自らの風味を融和させていく。
適度のコシ、モッチリしながら喉に滑り落ちる。
そう、鶏清湯にはこんな多加水麺が好きだ。
連食でも難なく入ったが、麺量は150g位はありそうだ。
■ 具
チャーシュー、穂先メンマ、刻み大葉、刻み葱。
チャーシューは肩ロースの煮豚で丼2/3を占める大型サイズ。
そこそこ肉厚でかなりボリューム感があったので、見直しがあったのかも知れない。
食感も旨味の残り具合もまずまずだが、この一杯の中でどうも調和していないように感じられるのは、自分だけだろうか。
レアチャーか鶏団子あたりならと、勝手に妄想。
穂先メンマは薄味でコリッと新鮮食感。
大葉は多めの葱と共に、素晴らしい脇役ぶりだった。
■ 感想など
かなり満足度の高い一杯に、新店であることを忘れそうになった。
少なくともスープと麺に関しては、相当練られた完成形に近いだろう。
他のメニューも楽しみだ。
蔵の街栃木は以前から好きな土地だが、訪れる理由がまたひとつ増えたようだ。
ご馳走さまでした。
