醤油と貝と麺 そして
人と夢
大阪市西淀川区(塚本)
【注文】 季節限定☆冷し鯛塩らぁめん
【価格】 850円
[訪問時期] 2016年9月上旬(平日) 昼
[注文方法] 口頭注文、後会計
[出汁] 魚貝/清湯
[味] 塩
[麺] 平打ち中太微縮れ麺(160g)
[具] 鶏チャーシュー、鯛刺身、アサリ、ワカメ、白髪葱、刻み九条葱
★このメニューは夏季限定で、既に終了している可能性があります。
大阪にワープして午後からの所用の前に腹ごしらえ。
塚本駅には初めて降り立つが、この日も蒸し暑く季節限定の冷やし狙いには絶好の日和だ。
開店前に到着したところ、この時間帯は意外とスローな客入り。
女性助手さんを店主さんがフォローしながらの作業で、口頭注文から5分ほどでご対麺となった。
■ スープ
受け取った器からして良く冷やされており、スープもキンキンで一気に精気が蘇る。
結構強めの鯛出汁にアサリと思しき貝出汁感が絡み、それを他の魚介が厚く支え、香味油からは節系の風味も漂う。
動物系はおそらく不使用か微量、しかしながらこの奥行きは見事。
塩気もジャストで全体のバランスに秀で、上品ながら確りした魚貝感にいきなり引き込まれる。
これほど美味しい冷製スープには滅多にお目にかかれない。
■ 麺
平打ち中太の微縮れタイプ。
確りと水締めされてツルプリな口当たり、強めなコシからモッチリの食感。
自分の好きなタイプの麺だし、この冷製スープとの相性も抜群に思える。
麺量は160gとのこと。
■ 具
鶏チャーシュー2、鯛刺身2、アサリ5、ワカメ、白髪葱、刻み九条葱。
鶏ムネ肉のチャーシューは絶妙なレア加減で、軟らかく旨味もタップリ蓄える。
プリップリの鯛の刺身は新鮮で分厚く、埼玉県の魚の名店に匹敵するような逸物。
皮目でも炙ってくれたら昇天モノだろうが、それは欲ボケの戯言。
やや濃いめの味がついたアサリ、確りめのワカメも全体に良く馴染んでいるし、縦切りの九条葱には関西らしさを感じる。
多彩なトッピングの面子とそのレベルの高さにも驚いた。
■ 感想など
スープ、麺、具、どれを取っても手抜かりないし、全体のバランスも見事。
更にこの手間ひまかけた内容で850円の価格も、関東ではちょっと考えにくい。
予想外の逸品に巡り会えてテンション上がりまくりだ。
中盤を過ぎた当たりで欲が出て、思わず店内連食がしたくなる。
そして、次回に続く。
ご馳走さまでした~