製麺 rabo
渋谷区(西新宿五丁目)
【注文】 塩ラーメン
【価格】 750円
[訪問時期] 2016年6月下旬(平日) 夜
[注文方法] 口頭注文、後会計(通常は券売機にて)
[出汁] 鶏豚+魚介/清湯
[味] 塩
[麺] 中細麺(160g位)
[具] チャーシュー、メンマ、岩海苔、小松菜、刻み葱、白ゴマ
会社帰りにお友だちと待ち合わせて、rabo飲みから〆ラーメンのコース。
念願だった焼きそばに始まり、ギョーザ、モツ煮、サンマ缶詰(笑)等をツマミにひとしきり。
かなり長居しましたが、常時満席に近い後客ながら待ちは発生しなかったので助かりました。
忙しいワンオペの間に、ツマミの注文や酒のお代わりに快く応じていただいた店主さんに感謝。
通常は食券制のところ、全部まとめて後会計で対応していただきました。
モッチモチの自家製太麺を使った焼きそば、最高でしたね♪
〆のラーメンは、前回感動した「中華そば」と激しく迷いつつ塩を選択。
他の皆さんと異なる真っ黒な丼で、香り高い一杯が登場します。
■ スープ
鶏豚のライトな動物系をベースに、節系主体の魚介が強めに寄せる和出汁系清湯。
スープ自体はあっさり魚介の支那そばと同じとのことですが、醤油/塩の味の違いだけでなく、コンセプトを明確に変えた作り込みをしてるようです。
やや多めの香味油の存在が大きいですね。
揚げ葱や鷹の爪等の薬味類も配した香ばしい葱油で、全体にまったり濃厚感を与えてます。
鷹の爪の刺激や若干強めの塩ダレと相俟って、淡麗清湯にしてはそこそこパンチのある仕上げ。
その中でも埋もれずに主張を続ける魚介感は素晴らしいですね。
但し、終盤は多めの香味油や岩海苔からの塩気が若干トゥーマッチに感じられ、この辺りは好みの分かれるところかも知れません。
■ 麺
自家製の中細ストレート。
茹で加減は若干軟らかめで、これはしなやかさやスープとの絡みを狙う意図でしょうか。
もう少し歯応えを感じさせてくれても良いかなとは思いますが、啜り心地や喉越し重視の自分的にはさして問題ではありません。
飲み〆で感覚がズレてるかも知れませんが、麺量は標準よりやや多めに感じました。
■ 具
チャーシュー、メンマ、岩海苔、小松菜、刻み葱、白ゴマ。
チャーシューは大ぶり肉厚なバラロールの煮豚。
フワトロの中に赤身の肉感も残ってチャーシューとしてはかなり秀逸でしょう。
ややオイリーなスープとの逆シナジーリスクを考えると、早めに食べたほうが良さそう。
たっぷり載せられた岩海苔は、魚介出汁との親和性が高いですね。
磯の香りを倍化させながら、スープに塩気を落としていく負の側面も持ち合わせる両刃の剣でしょうか。
小松菜のシャキッとした食感、薄味でサクコリなメンマ、良かったですよ~
■ 感想など
円やかながら輪郭鋭い塩ダレ、葱油の香ばしさと苦味、鷹の爪や白ゴマの効果。
かなり複雑でパンチある味わいの間を縫うように際立つ魚介感が印象的な一杯でした。
あっさり淡麗スープを使いながらのこのアプローチ、中々出会えない面白さだと思います。
ラストのオイリー感と塩気の強さがちょっと残念で、この辺りの調整で印象もスコアも変わって来そうです。
ご馳走さまでした~