らーめん 二十分の一 @荒川区 ~「限定☆鴨そば(塩)」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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らーめん 二十分の一


【注文】 限定☆鴨そば(塩)
【価格】 850円

訪問日時] 2015.10.18(日) 11:25
[店内状況] 先客2名、後客7名
[注文方法] 券売機にて
[味] 鴨/白湯/塩
[麺] 細麺(140g位)
[具] 鴨ロース、メンマ、刻み葱2種



★このメニューは当日限定ですのでご注意ください。

「中華そば 虎桜からの連食です。

虎桜」を後にして、麺友さんと西に5分強テクテク。
途中の商店街ではバザーを開催中で、その中心に近い当店付近も結構な賑わいですよ。
約1年半前、会社帰りに暗がりの同じ道を歩き、ポツンと見えた当店の灯りにホッとしたことを思い出します。
店先のメニュー、ネーミングが随分とシンプルに変わったようですが、内容も変わってるんでしょうか!?
ガラリと店内に入ると、佐藤店主と目が合います。
実は一昨日、上野のさんじで偶然ご一緒し、帰り際に再訪を約束したばかり。




「あ、今日は限定があるんですよ。」
言われて券売機を見ると、手書きで15食限定の「鴨そば(塩)」だと!
麺友さんも私もデフォ塩は既食で今日は醤油をと話してましたが、この瞬間に方針変更。




店主さんの真剣な作業を見守ってるうちに出来上がり~




スープ
鴨100%で微妙に乳化させた白湯、油も鴨でしょう。
つい先ほどの「虎桜」の塩スープが強めだったので、最初のひと口はかなり薄味な印象。



そしてふた口目に唸ります。
穏やかながら、鴨がシンプルに力強く伝わってくるスープ。
素材の数が少ないほど出汁感をストレートに感じるものですが、その典型でしょうね。
ブワッと香り立つ鴨、それをMAXに引き出す優しい塩ダレ。
そのどれもが強過ぎず、弱過ぎず。
出汁と油、塩ダレが、これ以外無いんじゃないかと思われるようなピンポイントのバランス
これ位の微乳化が、鴨を感じるのには最適なの鴨…。
これは気に入りました。




三河屋製麺製の中細やや細めのストレートで、全粒粉が確認できます。
デフォ麺のようですが、1年半前の初訪時とは異なりますね。
聞けば、開店以来3代目の麺とのこと。
シクッと感じる密度感としなやかさ
スープとの相性も良く、美味しい麺だなあ。
終盤やや軟らかめになった時点でも、その美味しさは色褪せませんね。
麺量は140gぐらいでしょう。





ラインナップは上記の通りかなりシンプル。

色鮮やかな鴨ロースは、軟らかジューシーで旨味に溢れます。
薄めの味つけで、スープとも良く調和。
そう言えば前回、豚鶏鴨のチャーシューがいずれも絶品だったことを思い出しました。
佐藤さん、かなり肉を扱いなれてますね。



絵面的にやや寂しく感じるかも知れませんが、鴨を感じるにはこれぐらいがベスト
メンマすら不要に思えるほど。



■ 感想など
850円で鴨を存分に感じさせてくれる逸品です。
初訪でいただいた塩は複雑な素材が織り成す出汁感に惹かれましたが、この潔いストレート勝負には更なるインパクトを受けました。
たまたま来店した日に当たるなんて、何かの巡り合わせでしょ!

佐藤さんの作るラーメンには、そのピュアで真っ直ぐなお人柄が滲み出てるんですよね。
そう、良い出汁みたいに効いてる。
そう間を置かずに、またこの若者に会いにお邪魔したいです。

ご馳走さまでした~