中華そば 虎桜
【注文】ワンタン中華そば(白だし)
【価格】 920円(ワンタン220円含む)
[訪問日時] 2015.10.18(日) 開店前
[店内状況] 開店待ち2番目、後客5名
[注文方法] 券売機にて
[味] 鶏豚+魚貝/清湯/白醤油
[麺] 中細麺(140g位)
[具] チャーシュー、鶏チャーシュー、肉ワンタン、海老ワンタン、穂先メンマ、葱2種、柚子皮
「武蔵出身で八雲インスパイアのお店です」・・・麺友さんに誘われて、町屋にGO!
「八雲」には1度しかお邪魔してませんが、「白だし」の和出汁スープと熱々プクプクの肉ワンタンが今でも蘇りますね。
開店の5分ほど前に到着すると、麺友さんが既にスタンバイ。
因みに後客は開店後に5名ほど。
汁そばのメニューは「白だし」と「黒だし」の2種類で八雲と同じ。
おそらく白醤油と濃口醤油なんでしょうね。
狙いは八雲でもいただいた「白だし」に勿論ワンタントッピ。
券売機上の写真、「店主おすすめ」とあるのは「特製黒だし」ですが、初志貫徹ですよ。
■ スープ
半濁りのスープは鶏、豚の動物出汁に魚介出汁のWスープとのこと。
動物系は支えで、魚介優勢の和出汁タイプ。
多種の魚介が使われてるようですが、節系と貝出汁がやや主張。
タレはおそらく白醤油と塩の混合で、円みある塩気と仄かな甘味のバランスが良いですね。
私には良く分かりませんが、麺友さんによれば「八雲のスープとは違う」ようですよ。
でも美味し~!
ワンタンから徐々に溶け出す肉、海老の旨味が、スープにコクを与え続けます。
惜しいのは一緒に流れ出る塩気で、後半にはややショッパ~に感じてしまうところ。
その頃には柚子風味が拡散して中和剤にもなりましたが、微調整で印象を変えられそう。
■ 麺
三河屋製麺製の中細、やや細めのストレート。
加水は中程度、茹で加減はやや硬めのジャスト。
細めな割りには結構しっかりした麺で、弾力性としなやかさを併せ持ってますね。
終盤にもダレは少なく、スープとの絡みも良いようです。
麺量は150gあるかどうかというところ。
■ 具
ラインナップは上記の通りで、追加のワンタンも含めてかなり食べでがあります。
トッピングのワンタンは大ぶりな肉とエビが2個ずつ。
肉ワンタンは粗挽きのホクホク感と、ジュワ~ッと染み出す肉汁が堪らないヤツ。
エビワンタンも粗すり身でプリップリ、エビをそのまま食べてるような食感ですね。
こちらはやや強めの生姜に好みが分かれそうですが、私はアクセントとして気に入りました。
いや~ワンタンって美味しいですね。
これだけの量とレベルで220円、これは買いですよ!
デフォで乗せられた2種のチャーシュー。
豚肩ロースはスモーキーな叉焼タイプで、噛むほどに肉の旨味が出てきます。
鶏はムネ肉の低温調理だと思いますが、個人的にはやや硬めに感じてしまいました。
穂先メンマは長短合わせてかなりの量。
根元のコリッとした部分が多めで、好みでした。
柚子皮は味変のために、チャーシュー上で温存しておきました。
後半は上述の通りワンタンの塩気でちょっとショッパになってきましたので、この柚子風味にはかなり助けられた感じです。
■ 感想など
美味しかったですね。
特に前半は、分厚く複雑な魚介出汁感にかなり好印象を持ちました。
後半の塩気の調整が出来たら、個人的に八雲の白だしの上を行くかも、なんて。
ごく一部を除き総じて具のレベルも高いし、追加のワンタンはどちらも絶品だし。
完成度が高いのに、まだ伸びしろが感じられるような一杯でした。
それにしても、この「白だし」よりもおすすめの「黒だし」って一体・・・!?
近々そちらもいただきに上がりましょう。
もちろんワンタン付きで。
ご馳走さまでした~