裏を見せ 表を見せて 散る紅葉


この良寛さんの句が胸に刺さって

良寛さんの本を読み始めた



私は無心になれる時間がない

いや、今、時間はたっぷりあるのに

何かしていないと落ち着かない

でも、することが浮かばず、

結局、テレビを見て過ごしている


嘱託社員だから、仕事から帰ってきても、

まだ、十分時間があるのに

お風呂に入って、夕食を食べて、テレビを見て

一日が終わる


これでいけないと

FPの勉強を始めた

でも、熱中できない。

少しずつ進めているけれど、

達成感がない


良寛さんの人生を読んでいても、

自分は、

やっぱり、


人によく見られたいし

人に好かれたい


美味しいものを食べたいし

旅行にも行きたい

と思う


何もかも捨てて、

欲得なしに生きるってできるのだろうか


無心になるって、どういうことだろう


もうすぐ69歳になるというのに

私はまだまだ

自分のことばかりだ