「あんな事をしないほうがよかった」
「なぜ気づかないでいたんだろう。
あんなことを言わなけりゃよかった」
「このせいで、私はいろんな人に迷惑をかけた」
普段は忘れていても、日常生活のどこかの場面で浮かび上がる、
その苦しい感覚。
胸の奥が締め付けられる、ちいさな苦しみ。
みなさんにも、少なからずあるのではないでしょうか。
もうずっと、昔のことなのに。
もう忘れていたと思っていたことなのに。
見つけてもらえなくて、見つけてもらいたくて。
その苦しみは、いつでも私たちに話しかけてくる
「私を癒してほしい。」と。
私も、実にたくさんの「小さな罪悪感」を抱えていたのです。
この罪悪感を長年ほうっておいて、どんどん大きくなっていったような気がします。
瞑想中に、私の中の、たくさん
「小さな罪悪感」が、
癒されて、解放されて、
もうそのことを考えても、
苦しくない自分がいたのに
私は気が付きました。
「ああ、もう、終わったのだ」
「私は、ああするしかなかった。
その時の私は、最善の選択をしていたのだ。」
「誰も悪くないのだ。私も、誰も。」
すっきりとした、なんだろう、
卒業式のような気持ち。
罪悪感は、とても大きな問題で。
「自分が悪いのだ」と、自分を責め続けてしまう
この感情が癒されてないと
ただただ、何かで
償いをするだけの人生になってしまい
幸せな人生をおくることを、
自分に許さなくなってしまう。
無意識に、私が悪いのだからと
思ってしまっている人は多い。
無意識だから、なおさら気づかない。
その感情は、
自分を犠牲者にしてしまう。
加害者が、いつのまにか
犠牲者になっている。
小さな罪を犯してしまったと、
あなたは思っているかもしれない。
だけど本当に、それは罪だったのでしょうか。
そうするしかなかった、そうせざるをえなかった、
その時の状況や
理由が、必ずあったはずなのです。
そうするしかなかったあなたを、
誰が責めることができるでしょうか。
責めているとしたら、
それは自分自身だけかもしれないのです。
いつからでも、私たちは自分を許すことができる。
許されると、
それは、愛を知るための体験だったのだと、
気づくことができるのです。
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