北京オリンピック前半戦私的総括【後編】 | オレ様のイイ文

オレ様のイイ文

すっかりトラ毛のネコになってしまったオレ様が、世間にもう一度噛み付いてみる。

実際になかったのか、単に報道されなかっただけなのか。
大きな混乱もなく北京オリンピックは滞りなく17日間の会期を無事終了した。
この2週間という時間は、体力的にキツイ競技もあるだろうが、
見る側のテンションを維持するには非常に適切な長さであり、
日常化し飽きが来る前に華やかに終了する絶妙な時間感覚であるように思う。

そんな感じで前回 に続き後編へ。

【女子レスリング】
『誰もが勝つ』と思っている中でその期待を裏切らず勝利する。
これはやはり日頃から積み重ねた練習量からくる自信であるのだろうと思う。
これだけやったのだから負ける筈はない、この辛い状態より厳しいことはない-。
どの競技でもトップに立つ人間は、他の人間の数倍練習している。
そしてそれを追う者は、それを上回る練習をこなさなくてはならない。
そのイタチゴッコが自分とライバルたちのレベルをまた上げていく。
最近怠惰な自分がふと恥ずかしくなった各選手の圧倒的なパフォーマンスだった。

【陸上】
ハンマー投げは残念だった。不思議と本人よりも国民の方が残念がっているように思える。
きっと室伏選手にとってオリンピックは大事なものには違いないが、全てではないのだろう。
メダルを取ることよりも、記録を伸ばすこと・良い投擲ができることに拘っているように見える。
もう既に心身ともに達観しているというか、職人を超越して仙人の域の印象。
そして100m×4リレー。棚ボタとはいえ、今後短距離陸上界で日本人がメダルを取るためには、
練習と実力は勿論、運も天も味方につけ、さらに二乗ぐらいしなければ奇跡は起きそうもない。
そう実感したジャマイカ勢の走り。民族的にというか人間工学的に明らかにつくりが違う。

【女子サッカー】
残念ながらメダルには手が届かなかったが、やっている内容は男子のものを遥かに
上回っていた。『人もボールも動く』というフレーズもさび付いた懐かしのオシムサッカー。
軽快なパス回しとバイタルエリアで迷わずシュートを選択する心強さは、イビちゃんが
見たら辛口ながらも絶賛してくれるであろう、日本サッカーのあるべき姿を体現していた。
問題は女子サッカー最大の功労者である澤。かつてラモスを外して新しい時代を歩み始めた
日本代表と同じく、彼女が存在感をなくしていく形でないとこの先上位への進出は望めない。
不幸なことだが、彼女が代表落ちする位層が厚くならなければ、4年後もメダルには手が届かない。

【ソフトボール】
ダブルヘッダーのオーストラリアとの3位決定戦。
延長に入ってタイブレークで勝ち越された後もマウンドで孤独に苦闘する上野投手をみて、
『もう充分じゃないかな』と思った自分はやはり勝負の世界で戦うのは不向きらしい。
そこで粘り、次の日もマウンドに立つという暴挙は、言う方も言う方やる方もやる方。
2日間で400球を越える熱投は、これで選手生命が絶たれても良いという気迫が漲っていた。
彼女らの生活も日本のリーグ存続も、全てこのためにかけて来たのだから、という思い。
ここら辺が野球とは(以下略)

【野球】
言いたい事がヤマほどある。
野球ファンとして、ドラファンとして星野監督には言いたい事がヤマほどある。
この流れで書くと感情的になるので、1日覚まして明日。
ただこれだけは言える。

『プロ野球ファンは、WBCの監督続投を絶対に阻止セヨ』