皆さんこんにちは

アラフィフ主婦です


適応障害→不安性障害。現在通院中、19歳フリーター長女

思春期突入 モヤモヤ期 小学生次女


そんな2女の母です



大分春めいてきましたね  週末いかがお過ごしですか


今日は、3月11日  東日本大震災の日から12年

干支が一周しました


震災に対して色々と胸が締め付けられる思いもあります


だけど、私にとってもう一つ、とても悲しい事があった日でもあります


震災の翌年、11年前、長女の学校🏫の役員でとある委員会の委員長になりました 

仕事内容は 学校の外回りの交通安全管理委員


どこの地域もありますね。 私が住んでいた地域は 校外委員会 と呼んでいました



子供達の横断歩道を渡る時の旗当番もその一環ですね。でも学校がらみの大きな活動としては


スクールゾーン安全対策です


児童がいろんな地区から通って来る学校でしたので、その地区を取りまとめる 地区長 がいました


地区長の仕事は新入生の把握

上に兄弟姉妹がいるか否かも把握 上に兄弟姉妹がいない新入生は


首から下げる、PTAと書かれた防犯用のタグの配布が必要


集団下校の時、地区長がその地区を取り仕切り

先頭に立って誘導し、下校させる


私は、その地区長さんたちを取りまとめる

委員長でした


児童が14の地区から通う学校だったので

14人の地区長さんがいて、その方々を取りまとめる

のが 委員長の私の仕事


14の地区から毎年輪番制で、委員長を選出する仕組みとなっていました


地区長さんの中には、こちらの手落ちを厳しく指摘される地区長さんもいて、初めは どぎまぎ アタフタしました


その方はその後、私の大きな力になってくれたので感謝しています


初めての事で地元民でもなく、さらに次女がまだ一歳になる前の大変な時期でした


学校の委員会の定例会が月イチであり、その資料作りをして、委員会で使う部屋を借りるため


副校長に許可を貰いに職員室へ足を運び

各家庭に配る交通安全の資料を印刷するため

学校の印刷室に足を運び


印刷機は、先生も使っていたりするので、終わるまで待ちました。次女もベビーカーの時期だったので


学校に許可を貰い、校内をベビーカーに乗せて

移動していました


抱っこ紐は、吐き気がしてきて

私には不向きだったので、ベビーカー。。


先生方も次女や私に優しく対応して下さいました

それは救いでしたニコニコ


その後は連れて行くのが大変で、インク代は会計から出ないけど


紙だけ学校から貰ってきて、次女がお昼寝している間に、家で資料を印刷しました


委員会の定例会を、吐き気がするほどのプレッシャーの中、第1回目を何とか仕切り、乗り切り


9時スタートの、終わったのが2時とか

やたら時間がかかった


前年度の委員長から、聞いてはいたけど

やはり1回目目の定例会は時間がかかった


帰宅してホッとしたのも束の間、終わった後、学校の委員会担当の先生から 電話が来て


各地区長から提出された児童名簿の数が

全然学校の児童数と合わない‼️


と指摘され、慌てて各地区長さんに連絡を入れて

提出されたなかった名簿があったらしく



1番大変だったのは、スクールゾーン安全対策協議会


各地区長から通学路の危険箇所を挙げてもらう

委員長がそれを8件くらいまで絞り、協議会の議題として資料を作る

副校長にチェックしてもらう

OKもらえたら、副校長から

各管轄の、警察、土木事務所、市役所、各町会の自治会長にも資料を送ってもらう

各役所で議題を実行できるか話し合ってもらう




前年度の副委員長さん、パソコンができる方で助かりました。 ほとんど内容をパソコンで打ち直す程度で済んだから泣き笑い



そして、学校で安全対策協議会が行われるのですが

もう既に、危険箇所の改善ができるか否か


各役所は、その解答を持って来るだけです

その場で会議して決めるんじゃ無くです


スクールゾーンも複雑で。。


信号の設置や、交通規制の管轄である警察に、

通学時間帯の車の出入りの改善を求めても、警察は直ぐに動けないのです


結局、規制する区間内に住んでいる 住民の人たちの賛同が得られないと、警察は動けないんです


なので、住民の意見を仰ぐ必要があり、自治会長さんの出番です


まず町内会で話してもらい、通学時間帯の通行止めともなると、その区間に住む住民の生活にも掛かってきます  


通勤通学で送迎などもあるし、通行止めなんかされたら困る!! という意見も当然出てきます


通学時間の間だけ、通行禁止して良いか

住民の方の賛同意見を、自治会長さんにとりまとめてもらわなきゃいけません



街灯の設置も、市役所担当 これも町会がらみ 

暗いから防犯上危険だから街灯を増やしてくれと言っても、眩しいから設置してくれるな‼️  


最寄りの住民から苦情があると、設置できない


子供の安全第一なのは分かりきっているんだけど

いろんな、複雑な事が絡み合っていて


スクールゾーンといっても、一筋縄では行かないんだと、痛感し、学びました


標識や看板の設置をするのも、市役所や、警察など管轄があり、その場所が国や市町村管理だったり


個別の土地の管理者だったら、そこに許可を取り


住民の許可を取り…なんだか果てしなく時間がかかるネガティブ



ただ、子供たちが歩く場所に、グリーンベルトと言って、緑のラインを引いてもらうことはできた


1番悲しかった出来事がある


私が1年間、無事に委員長を務めて、無事に次年度の委員長さんに引き継ぎ、資料も渡してホッとしていた日の夕方


当時小学生だった長女から 放課後、遊んで帰宅して聞かされた話


近くで事故があったと…。どうやら学校の子供が事故に遭ったらしいと…


その後すぐに、

いつもテキパキ、指摘の厳しかった地区長さんから私の携帯に電話が入り


学校の児童が事故にあって、病院に救急搬送されたということ


私もまだ年度内だし、委員長なので、近くの現場に駆けつけた


校外委員担当の学校の先生もいました

行っても、何も出来ることはありませんでした


状況を把握する事くらいでした


警察と、手錠をされたトラックの運転手が

現場検証をしていました


車通りの激しい道路、歩道は狭い場所で、とても危ない通学路でした


なので、車を回避できる裏道もありました

一部の区間だけでしたが


話を聞くと、車通りの激しい表通りと、

歩行者様に作られた裏道とで、


子供達数人が、どっちが速いか自転車で

競走をしていた様でした


ヘルメットも⛑せずに自転車に乗って


そして、激しい車通りの方を走っていた子供が

バランスを崩して、トラックと接触


悲しいことに、その児童は天国に行ってしまいました


私も、葬儀に出ました

その子のお母さんと目も会いました


とても虚な、無表情なお顔をしておられました


私は責められているんだろうか

私達、校外委員が至らなくて起きた事故なのか


校外委員長は、就任した時から

物凄い精神的に重圧がかかる役員


ただの、1人の子供の保護者なのに、くじ引きで当たった委員長 というだけで



背負わされるこの重圧

人の命がひとつ、亡くなったわけですから


学校が盾になってくれるとは言え、あまり当てにならなかった学校の対応



その後、各自治会長さんも集めて、新旧 地区長も集めて話し合いをするべきだ!!

と、例の厳しい地区長さんから提案されました



とにかく、行動しなければいけない!! と思い

家を知っていたので、連合町内会長さんのお宅に、アポも取らず押しかけ、時間をとって貰い、少し立ち話をしました



連合町内会長さんは、ベビーカーの次女を

優しく見て、話しかけて下さいました


その後は厳しい表情で 今回の事故の話をされました


悲しい事ではあるが、 今回の事故に関して言えば、町会で出来ることは無い


という内容をお話しされたと思いました

年数経っていて、細かいやり取りは忘れました


子供達が帰宅後、放課後に起きた事故で、校外委員としても対応出来ない時間帯に起きた事故


結局、校外委員会だけでの話し合いとしました

校外委員会担当の、PTA本部の人も、参加すると言いつつ、来なかった



スクールゾーンで話し合い、子供たちが安全に通学できる様に、通学路の改善をする


看板の設置、信号の設置、道路標識の設置

横断歩道の設置、交通規制、通学路のペイントなどなど



これらの全てのことが改善されるのは、

他の学校との兼ね合い、優先順位もあり、気の遠くなる年数を待たなきゃいけない


例外として、事故が起きたり、死者が出たら 警察👮‍♀️はいち早く動いてくれます


交通規制となると、自治会で その区間に住む住民の許可も取らなきゃならない


たくさんの事が、複雑に絡み合い、通学路は存在する


子供たちが通う通学路が、1日でも早く、少しでも改善されることを願うばかりです


そして亡くなったお子さんのご冥福もお祈りします


11年前に、関東地区で私が体験した 

とある学校の委員長の時のお話しでした


長文、お付き合い頂きありがとうございました