単なるモノマネから抜け出すために、、 | サックス奏者・苫米地式認定コーチが教える「勝手に夢が叶う」100の秘訣!!

サックス奏者・苫米地式認定コーチが教える「勝手に夢が叶う」100の秘訣!!

ジャズサックスプレイヤー・苫米地式認定コーチの三木俊彦がマインドの上手な使い方を伝えてハッピーライフを送るためのヒントをお届けするブログ。ジャズやサックス、コーチングの素晴らしさや感動を伝え、これまで1000人以上の人生を変えている。

いい音を出すには?

サックスを吹く上で、最も大事なことは「いい音」です。

譜面をしっかり吹けている、いいアドリブを吹いている、つまり、吹いている内容が良くても

「いい音」で吹いてなければ、説得力に欠けるのではないでしょうか?

またライブハウス・コンサートホールなどの大音量が必要な場合でマイクを使って、

生音を増幅してオーディエンスに聴かせる場合でも、元になる「生音」が良くなければ一緒です。

いい音を出せるかどうかは、日頃の鍛錬がモノをいいます。

それは当たり前で、「いい音」は一朝一夕では出せないからです。

その時だけ取り繕っていい音を出そうとしても、それは付け焼き刃ですから、

聴いてる人にすぐバレるでしょう。

いい音を出すのに大事なことは「自分にとっていい音とはどんな音だろう?」と考える事です。

(うまくなりたい人は、まず「俺は最高にいい音で気持ちよく音楽を楽しむんだ!」などのゴールを立ててくださいね。)

CDなどで聴いているだけでは不十分です。

ライブ会場などで直接音を聴いて、どんな音が自分にとって心地よいか感じていくことが大事です。

僕が中学生のサックス初心者だった時にプロのサックスプレイヤーの生音を聴いたときの衝撃は忘れられません。

それまで、ブラバンの先輩の音は聴いていますが、やはりプロとは雲泥の差がありました

(その先輩が読んでたらごめんなさいw)。

で、何が変わったかというと「全て」です。

プロの音を全身で体感することで、一気にサックスの音のイメージが明確になります。

その上で吹く方が、当然上達は早まります。

そうしてイメージが出来たら、どうやってその音を出すのか?ですが、

吹き手に直接聞くのがいいでしょう。

けど、案外吹き手はどうやってその音を出しているのか分からないものです。

(物理的に会って話すのが難しい場合もあります。)

それはそうかもしれません。

吹き手は、いろんなプレイヤーの影響を受けて今のプレイスタイルが出来ています。

なので、いろいろ調べたりしてその人のルーツを探っていくことが大事になります。

例えば、デビッドサンボーンが好きだとしたら、彼のモノマネだけでは彼のようには吹けません。

彼が影響を受けた、キングカーティスやビバップのプレイヤー、サックスプレイヤー以外の

ミュージシャンなど彼が何から影響を受けたのかを調べないと、

なぜそう吹くのかが理解できないでしょう。

実際、僕は音大の時に土岐さんに習ってて、憧れもあってどうやったらあんな風に吹けるのだろうと

マネをしてましたが、やっぱり違いました。

で、ある時、たまたまキングカーティスのCDを聴いたのですが

「土岐さん、ここがあのニュアンスのネタ元やったのか!」と手品の種明かしをされたような気分になりました。

で、単なるモノマネはしなくなりました。

おそらくルーツがわかって自分の中で気が済んだのでしょう。

そうやって、イメージをアップデートしながら追い求めていく中で、次第に自分が「本当に出したい音」のイメージが出来てくるでしょう。




サンボーンも土岐さんも、そして世界中のサックスプレイヤーが影響を受けているキングカーティス。彼の名盤です。必聴!



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