どん!!!

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舞台『HIDEYOSHI』



無事に、無事に、全11公演を終える事ができました!!!!!










いや~、くらくらする(笑)

きっとね、舞台上でぐるぐるまわり過ぎたのとお酒がまわってるのでくらくらしてるのです。







そしてやっぱさみしーね(iДi)


この舞台は本当にみんな一丸となって作り上げた作品でした。

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僕たちだけじゃなくて、お客様が最後のキャストだと思っています。お客様の熱を頂いて全力で演じきることができました。











自分の役について少し。

今回僕は『村井』という役をやらせて頂きました。

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説明すんのマジむず!(笑)



村井という人物は、記憶の改竄(かいざん)、つまり記憶を書き換えられてしまった人でした。

未来人だと記憶を書き換えられ、時空間移動装置により戦国時代へとタイムスリップし、明智光秀になりかわり、天下を取ろうと画策するも、移動装置の誤作動により秀吉と光秀は図らずも平成時代にタイムスリップしてしまう。平成の世界では『村井』という高校生に姿を変え暮らしていたが、ある日過去から来たという人物に連れられて再び過去、戦国時代に舞い戻ることができた。

『天下を取りたい。戦って勝ち抜き誰もが俺を認め時代を統率する。そんな世界を作りたかった』

という植え付けられた動機に駆られ、信長も家康も追いつめるが、色んな記憶が村井を追いつめ少しずつ精神が分裂していく。

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そして最後は親友の藤吉(秀吉)との戦い。友と戦わなければならない理由ってあるのか?そんな複雑な気持ちのまま最後の戦いへと入っていくのでした。

きっとね。村井自身も自分の気持ちが整理できないまま事が進んでいっちゃったんだと思う。だから演者の僕もはっきりと整理させずに、複雑な気持ちのまま演じることにしました。

そして実は自分の正体は正真正銘の『明智光秀』だったというどんでん返し。自身光秀なのに明智光秀になりかわるというパニクルー(笑)複雑すぎるぜw



この村井という役はこの作品の中で一番殺陣の多い役でした。

回し蹴り、旋風脚、後ろジャンプ回し蹴り、足刀蹴り、・・・

とにかく剣戟(げき)と肉弾戦の組み合わで上下運動も激しくて



まぢつかれたw



ただ、芝居のことよりも

「回し蹴りが大好きでした!」

という意見が多くて笑た。



おーーーい!



まいっか。

田中、わりかし蹴り技は得意なのだよ。美しく蹴散らしたい。




役に関しては、なかなか気持ちの流れが見つからずずっとくよくよしてましたね。

うまくいった時もあったけど、それをなぞった芝居は全然気持ちが乗らなかった。

だから毎公演、その時の空気を感じることに全神経を研ぎすましていました。

千秋楽の朝も僕のシーンだけ抜き稽古でしごいてもらいました。

本番前からもう灰でした。いや!ハイでした!




終わった後ね、演出の鈴木茉美さんに

「トシは色んな舞台に出てるから、なんとなくこなしてやる役者かなと思ってたけど、そうじゃなくて最後まで戦ってくれて本当に嬉しかった。トシで良かった」

って言って頂けて、マジ泣きそうになったよね。


茉美さん、ホンマ厳しい人だったから負けたくないなって気持ちもあったし、芝居がうまくできなくて、稽古の時から今日の日までずっと悔しい思いをしてたからその反動かな。

改めて初心に戻らなきゃな。







村井、もとい、明智光秀

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素敵な役をありがとうございました。












最後に。

何度も言ってるかもだけど。

僕はこのカンパニーのみんなが大好きになりました。キャストだけじゃなく、スタッフ全員。

みんな心が本当に純粋で綺麗な人達ばかり。

だから思うんです。

またどこかでご一緒できればな

って。

贅沢な願いですよね?

でもこう思います。

願いは適う。










舞台『HIDEYOSHI』

素敵な体験をありがとう。

観に来てくれたお客様、応援して下さった皆様、作品創りに関わって下さった全て皆様に、

心からありがとうございました!!!