18:00

まず自分自身というのを皆さん方は愛しなくちゃならない。皆さん方の心は善悪の心と言いまして、悪の方が多いか 善の方が多いかで運命が決まってしまうのです。


皆さん方の欠点として住まわしてる悪を 毎日の生活の中に常に自分自身を内観して、本当に自分の心の中に欠点・そういう悪い悪魔が潜んでないかを常に自分で自分の心を見守らなくちゃなりません。防備しなくちゃなりません。一点の悪も受け入れてはなりません。

ガッチリと扉を閉めて悪を入れないようにしない限り、皆さん方はまだまだ自分の性格としてすぐ怒りっぽい,妬みがある,謗り怒りがある,嫉妬があるという方は、その分だけ自分を愛してない証拠です。

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自分を愛してるなら、そんな悪い性格を野放しにしておけないと思う。自分を愛するということはどういうことかと、皆さんも真剣に考えて頂きたい。どうですか?愛してますか。

自分自身を愛することのできない者は人々を愛することはできない。また自分を信ずることのできない者が人々を信ずることができない。だから汝自身をまず愛することから始めて下さい。


完全に自分を愛することができた時には、もう皆さん方は真我そのものであります。真我そのものになった自分は幸せいっぱい。誰が何と言っても、また全ての人々に神を見ることができます。

悪がある間は悪を見てしまいます。妬みがある人は妬みを見てしまいます。

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よく皆さん方は体験してると思いますけれども、嫉妬深い人をよく見て下さい。嫉妬深い人は自分が非常に浮気者であるという証拠があります。自分の如く相手もしてるんじゃないかということで嫉妬が起こるのです。原因なるものは自分の心に嫉妬という心があるから嫉妬が分かるのです。


よく嫉妬する旦那さん・奥さん方を見ますと、おそらく本人に卑しい心がある。嫉妬をする心があるから人の嫉妬が解るのです。だから私達が完全にそういうものを押さえつけるようにならない限り、皆さん方は幸せになることはあり得ません。

私達は真の愛するということがどういうことか知りませんと、皆さん方は本当に自分自身を愛したということにはならないのです。

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そういうことで自分自身を愛するということから始めて下さい。そうすると一つ一つ克服した分だけ心の安らぎが出てきます。まだまだ心が不安でイライラしてるということは自分の心の魔がいっぱいいるということです。

なぜ心がイライラするかというと良心が満足でないからなんです。私達の本質が現れてこないから不安・イライラ・恐怖というのがあるのです。


だから本当に自分の性格を正して、魔という形に出てくる物を表面に一つも出さなくなった時に、全ての魔を克服したということです。

そして素晴らしい性格になりますから、皆さん方はもうそれなりの安らぎ・心の平安・幸福そのものが出てるのじゃありませんか。

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自分の幸せを作るのは自分の努力以外にないのです。どうですか?自分自身を苦しめていたのも自分自身であって、苦しめて来た原因はたくさんの悪魔を自分の心に野放しにしていたから苦しめていたのです。その苦しみを取り除くのも自分自身です。取り除いた時、皆さん方は真我そのものの自分になります。


その真我こそが最高の皆さん方の、この地上界に持って生まれた目的を達成したということです。

そうすると皆さんの心には痛みも苦しみもありません。あーこれが人間の本来の自分であったのかということに気づきます。

一番迷ってる人間とは何かというと、この地上界・目で見ている 五感で見ている物が全て実在の世界だという迷いから、あなた方は悪魔を取り入れているのです。

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この五感で見ている世界・地上界というのはあくまでも実在の世界ではありません。この中が欲望・色々妬みや 謗りが出てくるのでありまして、この地上界はあくまでも仮の宿であり 魂の修行の場であるということがお分かりになりますと、燃え上がってくる悪魔は容易に退治することができます。

で、自己欲望を果たさんがために、たくさんの魔を呼び入れています。その自己欲望がなくなった時、魔という物は自ずから消滅されて心の安らぎを得ることができるのです。


そういうことで私達はまず人々を愛する前に自分自身を愛しなさいと言えます。どうですか?全ての悪い性格を野放しにしてるということは自分を愛してる人間ではありません。

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自分を愛するという人は 確かに悪い欠点を、自分の心の中に宿ってる悪魔を全て一つ一つ撲滅することです。

それが反省瞑想において自分の欠点がどこにあるか、そしてその悪魔がどこに潜んでいるかと見出して、一つ一つ「よし、ここにおった!」と本当に悪いのが出てきたら叩きのめして、二度と自分に呼び入れないようなガッチリした心にならねばなりません。そのようにやる勇気と努力がいります。


それを全部 撲滅した暁は、性格が天と地の差が出てきます。それこそ皆さん方の運命であり、地上界に持って生まれた目的です。皆さんは自己欲望の奴隷になりに来たのじゃないですよ。

今、生きてる我々は欲望の奴隷ではありません。色々の宗教、あの手この手で自分の真我を見出そうと努力しましたけれど、誰もできないでみんなイライラしたのです。焦りがちです。

25:25

何十年宗教やったけれど、自分自身を愛することも人を愛することもできない、悪魔はいっぱい背負っていながら神信者 あれは自己満足にすぎない。

自分の性格・欠点を直さないならば、その宗教は何の役も果たしてない。私達は自分の心の魔というのを一つ一つ支配していかなくちゃならない。

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どうですか?今まで悪魔を野放しにしてきてる証拠が自分を苦しめてるんです。自分を愛してるなら一つ一つ心の魔というのを撲滅していくように努めて頂きたい。

皆さん方はカーッとなる瞬間、それが悪魔です。そして肉体・顔・全てまで悪魔に売り渡してしまいます。これの繰り返しでは神の世界にお帰りになれません。

自分を見た時に 今どの段階だろうかと、ここに絵を描いてますけどね、お分かりになると思います。


だいたいこの人ならば地獄に落ちて行きますね。一点の光しかありませんので、心を野放しにして誰からも好かれない、自分もしょっちゅう人の悪口を言ってる。非難は言うや、嫉妬はするや、争い事はするや、酒は飲むや 短気はあるや、欠点だらけの心はそういう具合に曇ってるのです。

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そしてある程度、自分を見つめて一般の方々はこの位のハート・心の器です。そしてある程度、信仰心のある方は半分くらい。そして完全に神を知ったという方は悪魔を一点も入れません。


これになった方々がお釈迦様でありキリスト様です。その時に自分の心の王国の支配者となったのです。「キングオブキング」という言葉はそこにあります。

完全に悪を克服して、一点の曇りもない自分自身を作り上げた時に心の王国の支配者となります。


だから心の器というのが、人間 百人おれば百色と私は言いますけれど、その心に欠点が多いか多くないかで、こういう姿形に現れてきます。

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多く曇ってる人というのは 心の中に悪魔をたくさん背負ってる人間、欠点をたくさん背負ってる人間はこの状態です。

その人は悪に近いのであって、神に近いのではありません。だからこういう具合に光が少ないという人は、悪の支配下に置かれてる姿です。


そういう格好で私達の心は、この地上界はこの光をどうしたら多く輝かすことができるかという修行の場であります。

皆さん方が完全に自己欲望から離れて、光輝く自分というものを見出さない限り、今 真剣に生きてるとは言えません。この地上界の目的を全うしてるとも言えないのです。

28:56

だから自己診断をして、自分の心の状態が今どの辺だろうか 見たら解ると思います。心の状態がどの辺か解れば、努力を重ねて 出来るだけ光を出すように一つ一つの魔を退治した分だけ、その日その日から心の安らぎがあります。その分だけ心が洗い清められたということになります。光が多くなるのです。


だから どんな悪どい人にも一点の聖なる光があるとよく言いますけど、このようなちっぽけな光の点滅することはありません。

この光具合をどのように私達の心の、魂の光輝と言いますけどね…

皆さん方はこの地上界に魂の光輝をどうしたら魂を輝き、光らすことができるかという修行の場が地上界であると知りませんから、魔の支配下に置かれて悪を犯してしまうのです。

だから自己欲望、全て魔であります。