18:05

例えば、私がここに誰かさんの思いを起こした時、時間がかかりますか?

この木の葉が この木の葉の噂をしたら時間がかかります?即、それともゆっくり?即ですよ、一つですから。


あなた方の祈りは分離感の祈りですから、効き目がない。分離してると思ってるから通じようがないんです。

だから汝の密室にて祈れとは、一体感で祈れということです。


だからイエスの祈りは祈りと答えは一つと言われた。一体感になるとここで誰かのことを祈った時、瞬時にその人に行きます。しかし距離・時間・空間を感じてるなら邪魔が入って絶対届かない。

19:07

一体感で本当に誰かさんのことを思ってる時は、自分の中におるわけですから即時に伝わります。


だから見える物は、全て見えない物で繋がってますよと言いたい。そこに空間はない、距離はない。これを時空間を超えてという意味です。



この者がこの者を傷つけたら誰を傷つけることになります?自分です。

20:00

一人の影響は全体への影響です。この者とこの者とが争ってしまえば全体の問題ですよ。


例えば夫婦間で争っていると、私達夫婦二人の問題だと言うかもしれない。

二人だけの問題?全体へ悪い影響を及ぼすということです。

だから一人に為してることは全体に為してることです。なぜかと、一人とはないからです。全体があるのみであって。


生命は個人者ですか、全体者ですか?

全体・全てですね。

だからあなた方は外見て生きてる人間に、内なる全体なるものを皆さんに理解させることは非常に厳しいことであることは解ります。

21:05

この知花も体験者ですからね。全てが一つであることを見るまでは相当の時間を要したわけです、この知花自身も。


全体が一つであることを見ない人は目の見える人なの?全てが一つの生命で生き生かされてると見なかったら目の見える人なの?

一つであることを見ない人間は争わねばならないから苦しまねばならない。


あなた方に救いが来る時は全体が一つに見えた時でしょう。全体が一つに見えた時、皆さんの悩み苦しみはみんな解消されます。

自分と他人と別だと思ってる限り、悩み苦しみはつきまといます。

その無知とは、自分と他人とは別だと思ってる人のことです。

22:00

一つなのに別だと思ったら智慧なの、無知なの?

これは細胞的にも言えます。例えば一つの細胞が病気になったら、一つの細胞の問題ですか、全体の問題ですか?

一つの細胞が苦しんだら、その一つの細胞だけが苦しんでるんですか、全体が苦しんでるんですか?


じゃ個人的問題ってあるの?私個人の問題ですというのがあるの?

じゃこの細胞一つが良くなったら全体にいい影響及ぼしますね。

一つの細胞が悪くなったら全体に悪い影響及ぼします。

23:05

だから自分という固定観念を持ってますから、自分と他人と全く無関係だと思っているんです。この細胞一つは全体と無関係で生きてるんですか、共存してるの?全ては共存ですよ。

この細胞が痛かったら全身が痛いんですよ。全体に影響及ぼしてるんです。


例えば、世の中が非常に分離感持ってるというのは「私は胃が悪いんです」と言う人がいます。胃だけが悪いんですか、全体が悪いんですか?胃病なら全体が悪いんです。胃は全体から独立してるの?嘘つけって。

24:25

虫歯一つあっても全身が痛いんです。歯だけの部分的影響ってないんです。この歯は全体に繋がってる?独立してる、共存してる?


あなたが悪いことしてる時はあなただけの問題ですか、全体の問題ですか?

個人的問題ってないんです。一人の影響は全体の影響ですよ。私達二人の問題だからあなた構うな!という人がいるんです。一人だけの問題はあるんですか。


あなた方が今ここで学んで、少しずつでもいいから良くなることは無言の奉仕と言って、全体へのいい影響及ぼしてるということです。これがまさに奉仕です。

やりたい放題、言いたい放題、悪いことしてると奉仕になりますか?


無言の奉仕とは、我々がこの世で憎しみや怒りを持たないように少しずつ良くなることは全体が良くなったということです。

25:55

あなたが良くなることは、あなただけが良くなるんですか、全体が良くなるんですか?

なぜかと、あなたそのものが全体であるからです。例えこの木の葉一枚が悪くなると全体に悪い影響及ぼしますよ。この木の葉一枚が良くなると全体にいい影響及ぼしますよ。これが奉仕です。


あなた方は悪い人でありながら、色々のことやろうとすることは奉仕ではありません。だから愛なき行為は無に等しいと。

あなたが誰とも争わなくなったら、素晴らしい奉仕をしてますよ。世の中に、全宇宙に奉仕をしてることになるんです。

26:54

だから自分を良くなろうとしないで、人様を良くしようと思う人が…あの人 何で良くならないんだろう?自分は良くならないのに…そう思う人がいる。それは愚かな話です。


まず人を変えようじゃない、自分が変わることです。その本人が変えない限り、変わらないわけですから。あなたを変えることはあなたができますけど、あなたが他者を変えることはできませんね。


あなたを変えることは他者を変えることです。あなたが良くなっていくと、周囲が良くなります。この木の葉が良くなっていくことは、隣の木の葉は良くなります。


「家のお父さん頑固者でね。私の言うこと一切聞かないんだ」、あなたが聞かないんでしょと言いたい。誰が頑固者なの、そう言ってる本人が頑固者なんです。そう言う人がよくいます。

28:00

人のせいにするのは楽みたいで、すぐ人のせいにしたがる人が多い。


あなた方は非常に珍しい話なんですけれど、これは私の旦那さんですとか 奥さんですとよく言いますけど、元を正せば一つですよ。奥さんは自分であり、自分は奥さんなんです。

バカな!私は男よと言う人がいるかもしれない。しかし生命には女男があるの?性別があるの?女の生命と、男の生命と違うんですか。違うはずかない。

生命の世界には他人とか性別とかはない。

29:00

だから本来は神我の世界には結婚はない。性行為というのもない。誰と性行為するの、自分しかいないんですから。生命はいくつあるの、一つしかない。

じゃ一つしかない世界で性行為ができますか?できるはずがない。


外念の世界には性行為がありますけど、憶念の世界には性行為というのはない。

あなた方が本当に生命の世界に入っていきますと異性間というのがなくなる。

そこには性欲が出てくるとか、情欲が出てくるという世界じゃない。

30:00

実際に肉を持ちながらにしても、本当のここを憶念し常に見ていますと異性間はなくなってしまう。情欲・性欲がなくなってくる。

そこまで入らないで肉の世界は情欲ですから、どうしても異性を感じ 情欲を感じるものです。これを一番の最大の克服しがたいものなんです、人間の。


イエスキリストもピラミッドの中に入りまして、その異性的なもので最後に苦しんだんです。イエスキリストにも恋人がいたんです、マリアというね。

恋人がいまして実際に肉体関係まではしませんでしたけども、人間として肉として生まれれば異性を感じるわけです。

31:05

感じていましたけども、それを克服されて中性の自覚ができまして、異性関係を乗り越えられて単身・独身で過ごされたんです。自分自身が中性であると悟られましたので、異性関係に囚われることなく生涯を終えられたんです。


お釈迦様も然り、その通りです。

お釈迦様は一国一城の小さなお城の王子ですから、その当時は女を売り買いできる時代なんですね、インドの方では。

いくらでも自分の欲しい女子は金出せば買える時代だったんです。特に王子ともなれば女は不自由しないというぐらい綺麗な女が側にいるわけです。一人だけでなく、たくさんも異性関係を結ぶこともできる時代だったわけです。


しかしそれを乗り越えられて、こうなると異性関係で閉じ込められて大変なことになると妻子を捨てて出家されて、異性関係の感情、性欲・情欲というのを全て克服されたんです。だから非常に偉大な方だったと言えます。

32:40

異性関係は真我の世界にあるんですか、自我の世界にあるんですか?

形の世界に男と女が現れてますから、真我の世界には異性関係はないんです。


そうなりますと皆さん方が本当に内なる世界に入っていきますと、異性を感じさせない。形は女の姿・男の姿とってようがかまわない。その本質的なものには異性はない。全くないんです。男の生命も女の生命も同じ生命ですから。