35:00
物質とは何ですか?
誰が物質を作ったんだろうね。
物質と霊と、どう違うのか。
例えば、水を固めると氷と名付けただけなんです。しかしその質料は一緒でしょ。
霊が形あるものとなって固体化された物を物質と名付けただけです。
人間は名付け親で色々の物に名を付けやすい。全ての物に名を付けさすように神はお造りになった。
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創世記を読めば解りますが、全ての物に人間は名付けるようになるであろうと言われてます。
それをあえて固体化された物を物質と名付けた。しかしこれも霊です。物質は実在しません。
じゃあ車や電車、飛行機は霊なのか物質なのか?霊が走っているんです。
飛行機は物体だと言います。あれが霊なのかと。
内なる観念のない人は、あれは馬鹿じゃないの?あれ飛行機だと、あれは鉄だと言うかもしれません。
しかし鉄の正体は霊があるからです。
エネルギー・生命があるからです。飛行機は生命を持っています。生命がなければ存在はないという意味です。
37:10
私達は見える物の固体観念で物を捉えがちです。飛行機・電車・汽車・船も全て霊なんです。霊を宿さぬものはないからです。
一粒子たりとも原子たりとも霊を宿してます。一切が霊であります。
ただ形を整えた霊と、形を持たない霊があるだけなんです。
何を見ても霊と見なせる時、皆さんの目は一つ目となる。その時、始めて迷いの鱗が落ちまして正しく物を見ることができます。
それができない間は正しく物を見てません。二元論であるからです。物質もあれば霊もある、物質と霊は別々だと考える。二心、二つの目。
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賢者は一つあるのみ、霊一元の世界だ。
これを一つ目、第三の目と言います。
どうですか?皆さん方、二つというのがありますか。物質と霊が対立してあるんですか。ないでしょう、どこ探してもないんです。
どこを見ても霊あるのみ。見える世界にも見えない世界にも霊が満ち満ちてなければなりません。そうでなければ神は無限者であり得ない。全知全能でもあり得ない。
この大宇宙そのものが大霊界なんです。宇宙霊そのものなんです。その中に我々はおるわけです。その大霊そのものと皆さん方は一体です。だから、皆さん方は宇宙即我なんです。
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今現実におりませんか?
大霊・大生命・神そのもの。今即神の中におり、神は皆さんの中に浸透してる。だから全て一切が神である。神のみが生きて神のみが働きたもう。神のみが実存す、霊のみが実存すというとはその意味です。
一切の造り主・生命・原動力が神です。神の他に何かありますか?神一元でしょ。それを本当にあなた方、心から思ってますか?これが自覚です。そう思ってるのと 思ってないのと天と地の差があります。
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観念だけではそうなんだなと。聞いてみれば、考えてみればそうなんだなと分かったけれど、本当に心の底からそう思えているか?ということです。
本当に自覚ができて 本当にそう思えるようにならない限り、何を見てもそう思える心の状態でない限り 皆さん方まだまだ自覚ができてない。
自覚が出来てないか 出来てるか、皆さん一番分かります。好き嫌いがあるか、差別があるか、分離感があるか。もうこれによって自覚ができてるか…
一体であるならば、一つの大霊であるならば、あなた方に一切の不調和がないはずです。
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誰の悪口も言わない、怒らない、謗らない、差別のない状態になってる時、皆さん方は本当の霊的自覚者となっています。
それを受け入れるなら差別も何もありません。全て一体となって、一つの霊が全てに顕現してますから、みんな自分自身なんです。
だから全ては霊、全ては我となる。その時になって初めて無我なんです。個人的な私がなくなって全我なんです。
あなたの中に宿ってるのは全我・宇宙霊でしょ。一切の物に浸透してる霊があなたの中にも浸透して生きてますから、あなたは全我となる。
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この全我になった時、もう自我を克服した。自我の中にのみ不調和・不完全・不純なるものがあるわけです。
しかし全我の中には何も不純なるものはない。清き者、即ち完全無欠の我。そこには不調和も一切ありません。一点の曇りもありません。これが純粋なる我、即ち悟り・神。
皆さん方の到達した、本来の原点に帰った。あるべき姿に帰った。原点、もとおった所。今おる所、未来永劫におる所。皆さん方は原点に帰らなくちゃならない。昔からあなたは霊であったんでしょう。今から霊になるのでもなくて。
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今から悟って霊になるのか、最初から霊だったのか。今悟って初めて霊になるのか?始めから霊であったはずです。ただそれを知らなかっただけなんです。
人間だ人間だと見えるものに生きて、その背後に自分の内に働いてる、自分の本質・正体を知らなかっただけ。真の我を知らなかっただけ。
真の我は霊だったのかと霊的に目覚めた霊覚者となるわけです。
まだまだ物質にうつつを抜かして地位や名や財を一生懸命やってる者は迷える者です。それが不必要だとは言いません。それだけが全てだと思ってることは、もうすでに不純であり無純である。不完全である。
44:00
霊的自分に生まれ変わらない限り…
神の国は霊の王国でしょ。
物質の王国がありますか?霊一元の世界しかないですから霊の王国。
全てが霊であると悟って初めて皆さん方は霊王国の住者となる。神に到達した、悟りの彼岸に到達したということになります。
もうそれ以上に進めない。霊以外に何もないんですから、それ以上理論を立てることも何することもできない。霊以外に何かあると思いますか?これが実在であるからです。
皆さん方は全てが霊であると見えるような皆さん方になって初めて霊眼が開いた。飾りの目から本物の目が開かれた。
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物質というのは実在しなかった。一切の見える物の中に霊が存在する、潜んでいる 潜伏している。そうなると、その実体は霊であると解る。
見える物の実体・正体は霊でしょ。そうなると霊一元の世界しかない。
なーんだ今我は即霊の王国に、この宇宙そのものが霊王国であったのかということが解ります。
今皆さんの住んでる所が即霊の王国です。なぜなら、宇宙には霊しか満ち満ちてません。霊しかありませんので、宇宙そのものが霊の王国なんです。神の国です。
空気の中にも霊があり、見える物にも見えない物の中にも 霊は満ち満ちてますので、皆さん方は今即 霊王国にいるのじゃないですか。
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その霊と一体となって、霊のみが生きてるわけです。これが神の国であります。
皆さん方は今神の国にいるわけです。神のみが生きて、神のみが働きたもうからです。それが神との一体感なんです。
皆さん方は決して神から分離して生きられるものじゃない。霊即神であるから、あなたの中に神が生きてなければ皆さんは存在しない。
皆さん方は神の中に住み、神は皆さんの中に住む。神と自分とは一体である。父なる神と自分とは一体である。
そのことを悟らない限り 理解しない限り、皆さんはまだ肉という感化に振り回されます。
だから神一元の世界ということを完全に把握しなくちゃならない。悟らなくちゃならない。
なぜ、知花はそう言うのかと答えを自らが出さなくちゃならない、瞑想を通して。
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答えが 自らが知花の言ってることの意味がはっきり内から出てくる、答えが出された時、もう皆さん方もそのものとなっています。
なーんだ、見て見ると 考えてみると大霊あるのみだったんだな。全ては唯一不二の神の霊によって存在してるんだな。全ては一つの霊の現れなんだな、同根なんだなと解ります。
そうすると、そこから一切の不調和・不完全なるもの・間違った考え方・罪汚れが消えてなくなります。
その時、皆さん方は純粋なるものとなります。分離感である限り不純です。分離感で悟ってる人は一人もおりません。
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分離感は即迷い、全一体感が即悟りです。なぜなら全一の御霊・生命・神しかおりません。全ては一つ。
皆さん方が一なるものに帰るまで、皆さんは一から出て一に帰らねばなりません。一つの本源しかありませんから、我々の物の考え方がバラバラで分離していれば、私達はまだまだ一なるものに帰ってない。
神は一柱・一様。唯一不二の霊・生命しかありません。そのことを悟って初めて、なんだ私の中に宿ってる神もあなたの中に宿ってる神もみんな一つなんだ。となれば皆さん方は愛そのものとなるのじゃないでしょうか。誰も貶せません、もう愛そのものなんです。