ターンテーブルのメンテ依頼の作業記録が12回目です。やっと、懸案の「レコードを載せるターンテーブルが着脱出来ない件について」自作の押出し(強化)工具にて懸案を解決しましたので、本工具の組み立てを以下のとおり記録して置きます。


メンテ対象機器

Technics 

MODEL SL-1200MK2-A

DIRECT DRIVE TURNTABLE SYSTEM

1号機


メンテ内容(懸案)

レコードを載せるターンテーブルが着脱出来ない


準備部材

・鋼材チャンネル サイズ2.0t 25×9×900 UC

CH-25-900

・ビス(8mmφ×9)

・ナツト(8mmφ×12)

丸ワッシャー(8mmφ×20)適宜使用

加工ワッシャー(8mmφ長穴16mm×2)

・革(少々)

・プラ板(少々)

部材加工

・鋼材チャンネルをカット

350mm×2,150mm ×1

・加工ワッシャー(8mmφ長穴16mm)

ビス(8mmφ×2)頭2mmカット


図面



組立

被対象物に分解した押出し(強化)工具を取付ることにより、機能が構成されます。


ターンテーブル被対象物)の指穴に

ビス(8mmφ×2)頭2mm削る

・加工ワッシャー(8mmφ長穴16mm)

を組み付ける。



ビスにナツト取付、加工ワッシャーをビスにしっかり固定する。(ここ重要)



第一バーに当たるまで適宜ワッシャーを重ねる。



この工程は、ターンテーブルと分解して作成することができる。


・鋼材チャンネル350mm×1,150mm ×1

・ビス(8mmφ×9)

・ナツト(8mmφ×12)

丸ワッシャー(8mmφ×20)適宜使用


第一バーと第二バーを挟んでビス(×4)とナツト(×4)で固定する。

更に第二バーにビス(×2)とナツト(×2)で固定する。



センターピンを中心にしてセット



ターンテーブルの指穴のビスにナツトで固定する。

緩みが無い様にしっかり固定して下さい。

(ここが重要!)



・革(少々)、プラ板(少々)を6mm打ち抜き工具で抜く、それぞれを両面テープで固定して、ナツトの中に平に詰め込む。(これによりセンターピンにキズを付けない為の処置)



詰め込んだナツトを中央にセット



第三バーを重ねて、ナツトで固定する。この時、平らになる様に丸ワッシャーで平均化すること!



第三バーを通して、ビスを革、プラ板を詰め込んだナツトに軽くねじ込む。



これで(自作の押出し(強化)工具が)完成、後は、このセンターのビスをネジ込むことにより、センターピンを押すことにより、レコードを載せるターンテーブルを離脱させる事ができる。


後記記事

何かの支障により、レコードを載せるターンテーブルの離脱が難しい場合、参考になれば、、、と思い掲載しました。

(としじ)