おはようございます、 ライチです。
毎月送られてくる JAF MATE という冊子が
あります。(JAF=日本自動車連盟)
今日はその中の記事から。
写真がちょっと残念ですみません。
「いつの日もメッセンジャー
たち とともに」
岩嵜悦子さん
(いわさきえつこ)
を取材された記事でした。
岩嵜さんは
「いのちのミュージアム」
の理事をされている方です。
「いのちのミュージアム」は
メッセンジャーと呼ばれる白いパネル
(事件や事故で理不尽に命を奪われた
人たちの等身大のオブジェ)
とともに全国の矯正施設などで被害者の
パネル展を開催。
命の大切さを伝える活動をされています。
私はこの記事で知りました。
岩嵜さんは、2002年 大切な息子さんを
泥酔運転の加害者に90メートルも
引きずられて亡くされたそうです。
「 『お母さんの煮物はおいしいね』
いつもそう言ってくれた元紀。
私は事故の後、台所に立てずご飯を
炊くこともできませんでした。
春に桜が咲いても薄墨色、人の波を
見ても黒い蟻にしか見えなかったのです」
色彩のない世界・・・
かろうじて人の心を取り戻すまでに
3年以上の歳月が必要だった、
といいます。
一部抜粋
読んでいて、もう苦しくて・・・
「喪失」 とは本当に人間の全感覚を
ストップしてしまわなければならないほど
大きいものなんだと、改めて思います。
まして、それが理不尽に奪い去られた
命となれば尚更です。
ただ息をしている状態。
身体は動かず、色も味も感じない。
私もブログ
「灰色の世界」で、色を感じ取れなく
なった事を書きました。
でも、そんな生易しいことではないんだ
と思いました。
岩嵜さんが、一歩踏み出せたのは 元紀さん
のメッセージを伝えようと思われたから
だと思います。
「いのちのミュージアム」のHPはこちらから
↓
私は アートセラピー と出会えたことが
大きかったです。
色を取り戻していく・・・その過程で
自分も取り戻していけたように思います。