病院の増築工事現場
病院の工事現場が本年３月末の引き渡しめざして
進んでいます。
内装工事が急ピッチで進んでいます。
３月末引き渡しのためには、内装工事を２月末に終える必要があります。
駐車場に設置している仮説の病院の施設を撤去して外構工事を進めないといけないからです。
そのためには、仮使用許可という手続きを踏む必要があります。
病院の改修は こちらが終われば、あちら、あちらが終われば、そちら
Here There and Everywhere
というふうに続きます。
プログラミングがキーポイントです。
都志デザイン 馬場
なんでも原寸
救急棟の工事は着々と進み、外壁、建具取り付け、屋根防水がほぼ完了してきました。
現在は内装工事を進めております。長い間図面でしか確認出来なかった内部空間が、実際のボリュームになって立ち現われますと病院スタッフの方々も頻繁に現場内を訪れるようになりました。
さて、これまでの中で大事なことは出来るだけ「原寸」で確認して来ました。その一例を挙げたいと思います。
建物正面上部に付くサインの原寸検討です。2通りの文字サイズを実際に大きな紙に出力し、建物に張り付けて検討しました。
病室のベッド枕元に付く医療ガスやコンセント器具の数々。それらの高さ、位置がどのようになるのが適切か、実際のサイズを張り出して大勢のスタッフで意見交換です。
廊下の手すりは壁に埋め込まれる形とし、廊下に突出しないようにしています。これも原寸モックアップを作成し、手すり高さの検討、握りやすくするための壁開口の大きさ、壁埋め込み家具の検討、それらを詳細に作りこんで検討しました。
トイレも実際の器具を取り寄せてモックアップ作成です。ナースコール、ウォッシュレットリモコン、手すり位置、それらの位置関係が少しでもずれると非常に使いにくいものとなってしまいます。また便器と壁の位置関係も検討し、決定していきました。
やはり原寸はイメージし易くて非常に有効な検討手段です。
都志デザイン 本田
シェアハウス
シェアハウスの品川区の事前協議が終了しました。
確認申請も正式受付をしてもらいました。
着工まで 仕様の精査をして 契約書をまとめないといけません。
建設物価高騰の折、予算を切り詰めないといけません。
検討用に スタディ模型をつくりました。
傾斜地なので 中々 大変でした。
２方向 擁壁のような段差があります。
前面道路は約２．５ｍ１２分の一程度の勾配があります。
傾斜屋根の下に天井の高い食堂があります。
苦労のほどがわかってもらえるかな
都志デザイン 馬場 正三 www.toshidesign.com
シェアハウス
シェアハウスの設計が進んでいます。
平均年齢２９歳ぐらいの若い人たちが集う、独身寮です。
昔は 社員寮 がありましたが、男子寮 か 女子寮 しかありませんでした。
現在は、異なった会社の人たちが 共同で生活し、たがいに情報交換ができる
男性も女性も一緒の独身寮 として運営企画がされています。
個室は 約 ９ｍ２ ６畳 の広さです。
便所、シャワー、浴室 洗濯室、食堂、キッチン、談話室、が 共用 です。
談話室は吹き抜けのある高い天井とトップライトで演出し、パーティ用の
屋上庭園も設けています。
すでにオープンした施設では、毎週末が合コンのように 楽しそうに過ごされているようです。
ワンルームマンションに閉じこもるのではなく、違った職種の人たちとの交流は
勉強にもなり、貴重な情報や友人は将来の財産にもなります。
既存の施設では 入居待ちが多いと聞いています。
今までの施設は、既存の寮の改修によるものでしたが、今回は
新築です。
いざ新築となると、ワンルームマンション規制があり、独身寮は一定の規模以上では
作れない法律があるのです。 ラブホテル条例や ワンルームマンション規制は一律にかかるため
自由な経済活動の足かせになっています。
それでも何とか 着工にこぎつけました。
来年夏までまだまだ道のりは遠いのですが、若い人たちの役に立つ施設が
無事に早くできることを祈っています。
都志デザイン 馬場 www.toshidesign.com
トップライトのある談話室
玄関ホールコンクリート打放しの内装
コンクリート打放しの外観