頑張れ支線(盲腸線)の旅⑸南海高師浜線① | としのブログ

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戦争の産物


前回は近鉄でしたが、今回はまたまた南海の支線の話しです。
南海本線の羽衣駅から別れる短い支線が有る、高師浜線である。

駅数は、起点と終点を入れて3駅、距離は1.5kmと今まで紹介した支線の中でも一番短い支線である。


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地図で見るとこんな感じで、右側から羽衣駅に合流して来るのは、JR阪和線の支線の羽衣線です、次回紹介するとしてまずは、南海高師浜線に乗りに行きます。


この支線の生い立ちは、実は古い歴史が有る、それは日露戦争時に、捕虜になったロシア兵を収容する収容所がこの高師浜周辺に作られた、戦争が終わり、収容所は陸軍の宿舎として使われたが、大正の中頃、その宿舎の跡地に住宅開発が進み、高級住宅地になった、そこにこの高師浜線が敷設されたのである。

1918年(大正7年)羽衣駅ー伽羅橋駅間が開業。
1919年(大正8年)羽衣駅ー高師浜駅間が全通。


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逆光ですみません、羽衣駅です。


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羽衣駅は、只今高架工事中です、このホームは上りのホームで高師浜線のホームは、南側にあるのでこの上りホームを歩いて行きます。


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下りのホームは高架の上に。


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上りホームを結構歩くと、有りました高師浜線のホームが。


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南海の支線の定番2200系が待っています。


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2200系はご存知の2枚ドアの超ロングシート、1969年(昭和44年)高野線用に新造された22000系(角ズーム)をベースに1993年(平成5年)から支線用に改造されました。
現在この高師浜線、多奈川線、汐見橋、加太線などに使われています。


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羽衣駅の3番線から高師浜駅行きが出発します。


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もちろんワンマン運行で、一編成が羽衣駅ー高師浜駅間を折り返し運転されます、途中交換箇所はありません。


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羽衣駅を出てしばらくは南海本線の上り線と並走しますが、まるで複線のようですが、左側が高師浜線の単線、右側が本線の上り線で手前から向こうに走ります、でも見納めですかね、高架が完成したらもう一本、下り線も並走するはずです。


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同じ踏切で振り向きました、右手に別れて行くのが高師浜線です。



本線と別れてしばらく行くと、右カーブをするが車輪のフランジ音が結構大きいから急カーブだと分かる。
すぐに伽羅橋駅(きゃらばしえき)に到着です。


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では伽羅橋駅に降りて見ます。

つづく