本当に、本当に、ご支援いただいた皆様のおかげと心から感謝しております。なんといっても全ステージ満員御礼です。
今回の作品は極端なことをいうと「我々座員だけのものではない」と思っております。さかのぼれば、劇団を唐人町商店街が受け入れてくださったこと、甘棠館の物語の「筑前亀門烈伝」を創っている間にたくさんの出会いがあり、ご支援いただけたこと、そして修猷館の館長先生と出会い、同窓会、合志会の皆さんと出会い、そのご縁が形になっていったこと。僕はよく占い好きの女の子が使う「必然」というのはあまり好きではありませんが、初代館長「竹田定良」のご子孫、12代目の竹田準さんに「ご先祖に会えました。」と涙ぐまれたときに 時空を超えた何かを感じずにはおれませんでした。だから、芝居創りのの過程で何度もあった「問題」がいつの間にか救いの手が出て解決したり、演出上の発想と突然出会えたりしたことも、「・・・・そういうことか・・・」と思ってしまいます。
だから・・・だから・・・・「創ったのは我々だけど、自分たちだけの力じゃない!!」と肝に銘じながらも「今、現在この場所にいさせていただいているのは我々である!!」ことに少し胸をはり、ならば「よりよいものを創らねば」と腹をくくるのでした。
で、その後の僕ですが次回作「幸福な王子」のプランニングや幾つかの予期せぬ出来事との対応でドタバタしながら、来年に向けての出会いをまたさせてもらいました。
この出会いが作品となって皆様のもとに届くかは、まだ何の保障もありませんが、今回も「・・・そういうことか・・」と一人ほくそ笑んでいます。
今回、修猷館高校の講堂の落成記念公演のステージがRKBミューズさんからDVDとして発売される予定です。
ほんの少しだけ、このDVDも新しい出会いを運んでくれることを期待しております。