岸田國士戯曲賞を今年受賞している佃典彦氏の受賞後の感想みたいなものが、西日本新聞に出ていた。やっぱり、当然の事ながら、受賞しても、急に台本を書くペースが上がるわけでもなく、ボタン一つで、ピョンと作品が出来るわけでもなく、日々の創作活動上のしんどさは変わらない。というようなことと、自作のことを「不条理劇」の系譜に入ると認識しながら、不条理の枠を究められてないといい、さらにいうと実はオーソドックスなスタイルで書いているつもりだということや、「不条理劇」の定義は十人十色としながらも人に聞かれると「赤塚不二夫の漫画ですよ」と答えることにしているというようなことが書いてあった。実は勉強不足で彼の作品にはふれてないのだが、なんだか友達になれそうな人だと思った。(僕に勝手に友達になられても迷惑だと思うが・・・・)やはりめんどくさいことや深いことをわかりやすく説明の出来る人には魅力を感じる。たまたま北村想氏の「11人の少年」の公演後だけにいろいろ考えた。
それにしてもここカランドパーク内に出来た「てんぷら愉快」の塩だけで食べる「そらまめのてんぷら」とビールはうまい!!