明日から6月、東海から西の地方はすでに梅雨入りしたが、関東甲信は足踏み。今日(31日)の横浜は曇り、最高気温は20.8℃までしか上がらずに肌寒い。週末頃には、関東も台風2号や前線の影響で本格的に降る予報、梅雨入りも発表されるだろう。年々早くなるような梅雨入り、世界的に異常気象が常態化しているので、梅雨での豪雨などへの備えが必要だ。
八ヶ岳山麓の知人から届いた山便り。雨の合間に出かけた天狗山(標高1882㍍)でお目当てのアズマシャクナゲを見ることが出来たと。近くの御座山(おぐらやま・標高2112㍍)や甲武信ヶ岳などがこの季節シャクナゲの見ごろとなる。
天狗山への稜線ではミツバツツジにも出会えた。写真下は南相木村の農地か、高原野菜の植え付けが終わったのだろうか。
天狗山は川上村と南相木村との境に聳え、手前の男山(標高1851㍍)と対をなして野辺山界隈のランドマーク。南相木のダムに川上村から向かう折など、登山口のある馬越峠を越えるが、この山にまだ登っていない。
美しの森に登ってくると、八ヶ岳主峰の赤岳、頂は雲にかくれてしまったがミツバツツジが迎えてくれたと。
瑞牆山を眺めにみずがき公園へも出かけたと、晴れると忙しい知人ら。私は紅葉の頃には毎年ここを訪れるのだが、新緑時に来たことはない。山ツツジは峠を越えたようだが、新緑が眩しい。
私の小屋の庭にも立ち寄ってくれた。このニッコウキスゲは、周りに生えている菊などから北側の庭らしい。昨年、周りのカエデなどを強い剪定、日照が戻り下草や花たちは元気になった。
グンナイフウロが良い色で咲き続けている。霧ヶ峰などで見るグンナイフウロは薄ピンク色の個体が多く、この色には出会っていない。ミヤマグンナイフウロと勝手に呼んでいるが、この子供らは祖先帰りしてピンク系の花に戻るのもあり、同定は難しい。
日当たりの良い南側の庭、ユキザサは花を散らし出し、ダケブキなどは大きな葉を広げて、自然のなか生存競争は厳しい。
ここからは横浜の自宅庭。昔からのアジサイも色づいてきた。朱色の花はスイセンノウ(酔仙翁・ナデシコ科の多年草)、白い花はフタマタイチゲ。狭いところにいろんな草花が競って咲き出す。写真中央のヤマユリ、蕾も大きくなってきた。北側の窓から撮ったもの
カラマツソウは横浜の地に根を下ろし、毎年よい花を見せてくれる。右のレンゲショウマも蕾が見えてきた。残念なのは、ここに植えたヤマユリの花芽が育たないですべて枯れ落ちてしまったこと。
キバナノヤマオダマキが咲いた。隣で花径を伸ばしているのはフシグロセンノウ、どちらも山から移植したもの種から育った2世たち。
フタマタイチゲ。八ヶ岳山麓の庭から移植したレンゲツツジの中に潜んで横浜へ、山の庭でも繁殖力はすごかったが、横浜でも勢力拡大している。
ヤマホタルブクロも咲き出した。平地のホタルブクロと変わらない花だが、花弁を支える上部に瘤があるので区別ができる。