今日(30日)は久しぶりの八ヶ岳山麓での朝、最低気温は2.9℃と冷え込んだ。東北や高い山では雪の予報もあり驚くことではなかったが、雨の昨日も寒かった。もちろん、山に着いてすぐに点けたのはストーブ、使っていない家は冷え切っており温まるまでに時間がかかる。この時季になって、まだストーブ生活に戻るとは思いもしなかった。

6時過ぎると太陽もだいぶ上って眩しい、冷え込んだので南アの山並みもよい姿。左の鳳凰三山から右へ、北岳、アサヨ岳、甲斐駒、鋸岳と久しぶりの対面となった。小屋から数分下った場所から撮ったもの。

 

久しぶりに山に来たので、快晴の今日のうちにと一回り山を眺めてきた。スタートは八ヶ岳高原大橋から望む八ヶ岳の峰々、眼下の川俣川周辺の木々が芽生えて、柔らかい山肌の色合いになってきた。

 

八ヶ岳高原ラインのビューポイント赤い橋、写真手前に写る白樺も芽出しはまだ、少し標高が上がっただけで、季節の進み具合には差があるのが分かる。

 

八ヶ岳高原ラインの観光スポット・牧場公園から望む富士山、駐車場の端にコブシが花を咲かせていた。

 

自宅の庭も荒れ果てていたが、季節が廻り花たちは健在だった。今年の冬は寒さが厳しかったとか、今まで枯れなかった真柏やガクアジサイが枯れていた。ドウダンツツジは寒さにも負けなかった。

 

このミツバツツジは良い色で私らを迎えてくれた。玄関前の我が家のシンボルツリーのミツバツツジは、すでに花を散らしてしまった。

 

小屋裏の山桜も花が散りだしていた。カラマツの新芽も伸びて、緑が濃くなっている。

 

サンカヨウが咲いていた。朝撮ったので、雨で花を散らした山桜の花びらが、サンカヨウの大きな葉に付いている。

 

シラネアオイか一輪だけ咲いてくれた。白花のエンレイソウやサンカヨウなどに囲まれて何とか生き延びてきた、かっては20輪もの花を咲かせたこともあったシラネアオイ、突然に枯れることを聞き株分けなどしたが、その後は元気をなくしていた。

 

イワカガミガ一輪、あいさつ代わりに咲いていた。侵入者のカタクリなどに虐げられて、自分らの領地が守れていない。庭での生存競争は熾烈、容赦ない陽ざしをめぐる闘いで、敗者は跡かたなく消えてしまう。

 

駐車場の一角でハウチハカエデの花が咲いている。花があるのはほんの一時だけ。

 

シバザクラやニホンサクラソウも元気に春を謳歌。花たちは雑草とのせめぎあい、いる間に少し手を貸してあげようと思っている。草むしりや落ち葉さらい、来たばかりでまだ何もしていない。