今日(4日)の大泉町、アメダスを見ると最低気温は2.3℃、最高は16.5℃と暖かい。20℃を超え5月の陽気になったところもあったとか、明日は一転寒くなる予報。新型コロナウイルス感染が広がる中では、山の中とはいえ北杜市でも感染者が出て、濃厚接触者も20人以上もいると聞くので、油断できない。今回の来荘は庭の寒冷紗などを取り外すこと、冬タイヤを預けてあるタイヤと交換することなど。到着してすぐ、近くの知人宅を訪れると「神代桜」がきれい。
桜祭りは中止なので、人も少なく駐車場も無料と聞かされれば、行くしかない。
山高・神代桜に到着したのは4時近くなったが、日差しもあってよいお花見を楽しめた。桜祭りは中止、出店などもないことでゆったりと桜と向き合えた。根回り11.8㍍、樹高は折れたりして隣のエドヒガン桜に追い抜かれたが、樹齢日本最古の桜と言われるだけの風格は失われていない。
甲斐駒ヶ岳にかかっていた雲も取れて、スイセンと桜に包まれた実相寺を見守るいつもの風景が戻っていた。
実相寺の境内には福島・三春の滝桜や岐阜の薄墨桜などの子桜、もちろん神代桜の子桜も植えられている。写真右の枝垂れ桜は身延山の枝垂れの子、と言っても年数を経て枝垂れるさまには圧倒される。
夕方ゆえに、桜の裏からの写真・逆光もいいものだ。本堂・社務所近くで撮った一枚。
中央道・長坂ICで降りて大泉町に入る。この地は標高900㍍ぐらい、桜はようやく咲き始めた。背景の山は八ヶ岳、29日に降った雪が残ってよい姿だ。13時15分に撮ったもの。
大泉総合支所の上、レインボーライン近くの田んぼ道。ここで咲いていたのは梅、桜はまだだ。
庭でカタクリが咲いていた。18日に山を去ってだいぶたった、蕾だったがその後の雪にも負けづに、良い花で待っていてくれた。
こちらのカタクリは別の群落。咲きそうな親株の周辺には、松葉のような一年生や小さな一枚場の2年、3年生のカタクリが次々と顔を出している。ほかの草花たちが育ち日陰になる前、寒さの残る今が日照を得るチャンスなのだ。
春蘭が咲いていた、目立たないので見過ごしてしまう。
ミスミソウ(雪割草などとの別名も)が枯葉の中で咲いていた。
ダンコウバイが小屋の軒下で咲いていた。早春の雑木林でいち早
く山を明るくしてくれる。秋には大きなハート形の黄葉で山を染める。
こちらの黄花は園芸種のヒュウガミズキ。トサミズキが花穂を長く
伸ばすのに比べて、こちらはこのままの小さな花姿。
クリスマスローズは落ち葉の布団で厳しい冬を乗り越え、葉も花
も元気で春を迎えた。