今日(14日)も日照はゼロ。アメダスを見ると大泉町の最低気温は16.4℃、最高は22.3℃と肌寒い。全国的にも暑いので上位ランクの甲府さえも、気温は25℃の夏日に届かない陽気。湘南の海水浴場、海開きをしたところが多いと聞くが、こんな天気つづきでは閑古鳥が鳴いているだろう。宮澤賢治『雨ニモマケズ』にある「・・・サムサノナツハ オロオロアルキ」の冷夏を心配してしまう。写真の花たちは昨日の午前中、雨の降る前に撮ったもの。
シモツケソウが咲きだした。粒々の蕾が線香花火のように弾け、蕊が踊っている。
シモツケ。こちらは木、周辺の山野でも咲いているのが見られる。改良されたものが園芸種として、庭や公園などに植えられている。
クジャクシモツケの赤は名前の通りで目立つ存在。こちらも園芸種の木のシモツケ。
アナベルが白い花色に変わってきた。
イブキジャコウソウが花盛り、この日本のタイムは八ヶ岳周辺の山で自生している。同じ仲間の園芸種のタイムは、すでに花期を終えている。
青花のヤマアジサイ、ガク花ではない本物の花が弾けている。
ヤマアジサイの本物の小さな花。蕊が飛び出しそうに伸びている。
こちらもヤマアジサイ、他の所にあったもので上から撮った。
カラマツソウ、背が高いので部屋の中から窓を開けて撮る。
ヤマホタルブクロ 花の付け根の萼片に瘤があり、ヤマのものと同定できる。
クガイソウ、本来なら風になびく涼しげな青い花なのだが、雨続きでは花も倒れてしまいそう。和名の由来は、何段にも輪生する葉の様子からとったものとか。
ニツコウキスゲ、隣にはもう種が出来ているのに、やっと咲きだした晩生さん。
サンカヨウの実。フキのような大きな葉に白い粉をふいた青い実、食べると甘酸っぱいとか。