連休明けの今日(7日)、山はいつもの静けさが戻ってきた。アメダスを見ると大泉町の最低気温は6.6℃、朝は何日かぶりでストーブを焚いた。最高気温は15.4℃と肌寒く、寒気が入っているからかマリンブルーの空が広がっていた。あす朝は各地で冷え込むとの予報、28日の氷点下に続いて、芽出したばかりの草花たちが霜にやられる心配も。寒さに弱そうなレンゲショウマなどに切った寒冷紗を掛け、気休めの霜対策をしている。

サンカヨウが咲きだした。3本が霜でダウンしたものの残りは元気、フキのように大きな葉と小さな花のアンバランス。深山に咲く山野草らしい可愛らしさがある。

白花のエンレイソウが咲いた。三枚の葉をつけるまでに3年、それからまた2年ほどで花を咲かせる。写真に写っているエンレイソウらは、今年初めて花を付けた若いものたち。

ヒトリシズカが花を見せている。この花らは、ヒトリではなく集団。あと数日で、花を包んでいる葉が開いてくる。

イカリソウ、赤紫のこの花は地元八ヶ岳山麓に自生するもの。色の濃淡は、白っぽいものからピンク色と、庭でのイカリソウは一様ではない。

黄花のイカリソウ。この花は外部(白馬)から持ち込んだもの、八ヶ岳山麓にはない色。種はできるのだが、地のもののようには増えない。

キジムシロ。花は照りのあるミツバツチグリに似ているが、一株で小さな座布団を広げた位に四方に花茎を伸ばすのはこの花だけ。庭の一角を占有して数年、ようやく面への広がりが見えて来た。

小屋裏のヤマザクラは満開、まだ花を散らしていない。カラマツの緑は濃くなってきたが、写真右に写るミズナラなどは、まだ芽出したばかり。

日本サクラソウ、花の種類も多く名前は忘れてしまったが、我が家の庭には5種が混在して勢力争いをしている。

タイリントキソウは我が家への新入り。この連休に出かけた、国営アルプスあずみの公園の売店で購入したもの。ポットに入った苗は3つの蕾、そのままプラの鉢に入れて一週間、今年は咲いてくれたが来年も咲かせられるかは分からない。