今日(5日)、一週間ぶりに八ヶ岳山麓に戻ってきた。アメダスを見ると、大泉町の最低気温は-0.1℃、最高は19.1℃。関東で夏日になったところもあったとか、山でも暑かった。横浜にいても何かするわけではない、お花見で散策するだけ。相変わらずボーっとしていたが、唯一したことは14年も使っていたガラケイを新しいのに取り換えたこと。「使えなくなるよ!」とのうるさいキャンペーンに負けた結果で、お金を出さずに新機種が手に入った不思議に、爺様は「なんでだろう‼」と今でも合点がいかないでいる。

ワニ塚の一本桜が見頃だ、地元の方に聞くと9分咲きとか。甲府昭和で高速を降り韮崎へ、ノーベル賞・大村先生の生家近くの田圃に、こんもりとした塚はある。このエドヒガンザクラ(樹齢330年)は期待に背かず、今年も良い花を見せてくれた。気温が高く、背後の八ヶ岳が霞んでしまうことを心配していたが、数日前の雪で狙い通りの写真が撮れた。

桜の根元、塚の周りには紫のハナダイコンやスイセンが春の競演、一面に咲き乱れている。

山高神代桜は満開、昨日まで気温が低かったことで、まだ花を散らしていない。お花見のはしごは、大泉に向かう途中でもありいつものこと。推定樹齢1800年とも2000年と言われている。日本三大桜の福島・三春の滝桜、岐阜・淡墨桜らの長兄格。

神代桜の根元周り、風雪に耐えて生きてきた証がいたるところに見られる。幹周り11.8㍍は日本で最大級だ。

神代桜の咲く実相寺境内、スイセンが今年も咲きそろった。エドヒガンザクラは満開だが、ソメイヨシノはまだ5分咲き。甲斐駒ケ岳が、いつものように人間どもの桜騒ぎを見守っている。

身延山のしだれ桜の子桜、と言っても昭和57年に植えたもので42歳、身延山の親木に負けないほどの立派な成木に育った。

韮崎から北杜市・武川の神代桜へ向かう途中で八ヶ岳を撮った。釜無川が削った七里岩ラインは天然の要害、大泉町はこの崖の上になるので桜はまだ咲いていない。

大泉総合支所上の田んぼから撮った八ヶ岳、近くに来ると、頂に雪は多いものの山麓の木々の芽吹きか、春色になってきた。遠くから見た八ヶ岳と、標高900㍍まで登ってきて眺める山、真ん中の権現岳の頂が見えなくなった。左は編笠山、右は主峰の赤岳。