今日(26日)は晴れたり曇ったり、アメダスを見ると、大泉町の最低気温は9.4℃、最高は16.5℃と秋らしい一日。明日の午前中は雨、気温は高めとの予報が出ているが、小屋周辺の木々は日ごと色付きを増し、まさに山装う季節がやってきた。

ブナ林の紅葉を求めて、昨日(25日)は上信越のカヤの平へ。ブナの原生林が輝いている。信州中野ICで下りてJAの直売所に立ち寄り、次の豊田飯山ICまでまた高速。下りてすぐの「道の駅」で田舎の「笹寿司」を買い山へ、これで昼飯の心配することなく紅葉を堪能できた。

カヤの平は木島平村、志賀高原の北に位置し標高が1400から1700㍍の亜高山。樹齢300年を超えるブナ林が広がる。ニッコウキスゲの咲くころに訪れ、ブナ林の紅葉時にも来たいとのカミさんらの願いから訪れたもの。良い紅葉に出会え、遠征して来た甲斐があったと胸を撫で下ろしている。

ブナの美林を巡る散策路は落ち葉に覆われ、葉を落とした木々のブナ特有な幹肌を輝かせて連なっている。ここは10月の初めが紅葉の見頃なのかも、下生えのカエデなどがわずかに紅葉の名残を見せていた。

「大ぶな郷土の森」の看板は、カヤの平手前1キロほどのところ。このあたりまでがブナ紅葉の見頃だった。

カヤの平に至る林道沿いが紅葉真っ盛り、往きも帰りも車を何度も停め、シャッターを切ってしまった。

ミズナラやシラカバカエデなどが美を競い合う。

ナナカマドの実、葉はすでに落としているが、実の色は秋空に映えている。

カヤの平、ダケカンバは葉を落としカラマツは良い色に染まっていた。中心部のキャンプ場やロッジ周辺も閑散としている。ここに至る道路は、11月6日で通行止めとか、山眠るときはもうすぐだ。

運転席から撮った山道、秋本番を実感しながらゆっくりゆっくりと走ってきた。