今日(9日)は寒気の流入で各地でも寒かったとか。アメダスを見ると大泉町の最低気温は氷点下の-1.0℃、最高は11.8℃で3月中旬に戻ったように冷え込んだ寒の戻り。ここ数日は不安定な陽気が続いていたが、今週は春の嵐がこれから2度も襲うとの予報。今日も晴れているのに、北風に乗って雪が舞う異常な気象、朝晩はまだストーブを焚いている。

シュンランが庭で咲いていた。淡いグリーンの花色で目立たないこの花を、酢の物にして出す山の宿があると聞いたことがあつた、さてどんな味なのだろう。庭のはもったいなくて、食べることなど叶わない。

フジザクラが咲きだし、山でいま5分咲きになってきた。大木にはならないこの桜、マメザクラなどと呼ばれている地もある。小屋周辺のヤマザクラの蕾はまだ固く、咲くのは5月の連休頃、それまでこの小さな桜が春の訪れを担い繋いでくれる。

ダンコウバイが満開。何もない雑木林を春色にいち早く染め上げ、明るくしてくれる。秋にはハート形の照りのある黄色の葉、雑木林に欠かせない樹だ。

ウグイスカグラも咲きだしていた。ラッパ型の小さな花は目立たないが、こちらも山で春一番に咲く。

シバザクラも満開、と言ってもそれは日当たりのいい場所だけ、これから庭の周辺を飾ってくれるだろう。

シラネアオイが芽を出している。こちらは株分けし庭の南に移したもの、北側に残したものは冬眠中。霜注意報が連日出されているので、芽出しの早いものは心配、もちろん夜は寒冷紗を掛ける。

白花のヤマシャクヤク、もう丸い花芽が覗いている。ベニバナのヤマシャクヤクは、まだ土の中で寝ています。

ここ数日は霜注意報が出ている、手前の寒冷紗を掛けてガードしているのはイカリソウ。寒さに弱い芽出ししたばかりの花たち、一回の霜で花の咲く機会を奪われてしまうので、夕方は忙しい。

小屋の側から望む南アルプスの甲斐駒ケ岳、連日の寒気流入で消えかけていた雪山の姿が戻ってきた。左端の北岳は終日、雪雲がとれなかった。