天候不順な8月も明日で終わる。八ヶ岳山麓の朝はめっきり涼しくなり、20℃を切る日も続くようになった。今日(30日)の気温はアメダスによると、最低が20.3℃、最高は29.2℃と夏日。夏休みが終わる、子供らの歓声や蝉の声も聞こえなくなって、山には一気に静けさが戻ってきた。9月に入ると、寒気が入って10月の気温になるとの予報、あまりの急降下も勘弁してほしい。

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マツムシソウを観に近くの飯盛山(めしもりやま・標高1643㍍)へ出かけた。写真のマツムシソウの群落は、平沢峠の駐車場近くの道端。車で来る人の視線は八ヶ岳に向いているので、反対側の土手には気づかないようだ。

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こちらのマツムシソウは、もう一つのピーク平沢山の頂で咲いていたもの。キアゲハチョウが来ていたが、撮ったのは後姿だけとは残念。

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このマツムシソウは良い姿かたち。わが小屋で咲くマツムシソウと比べると、花も大きく色も優れている、やはり天然物はいい。

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ススキの穂が出そろい、風を受けて靡くようになると秋を感じる。背後の八ヶ岳は、終日雲の中に姿を隠していた。手前の山がランチで休んだ平沢山。

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コオニユリがぼっんと咲いていた。飯盛山は流れるガスに霞み、水墨画の世界へ。飯盛山の山頂は人ばかりなので、ランチは静かな平沢山で。

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ハクサンフウロが可憐に咲いている。

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アレチマツヨイグサ、宵待草と聞けば、時代は一気に昭和から大正の歌の世界へと誘われる。

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アカバナシモツケソウ、まだ残って咲いていた。

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シモツケも頑張っている、こちらは草ではなく木。

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アキノキリンソウの黄色が目立つようになってきた。ルリトラノオも咲いている草むら。

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アサマフウロの群落、ハクサンフウロと比べると花の色も濃く、形も一回り大きて他の草花を凌駕する勢いがある。この写真、マツムシソウと同じ駐車場傍の土手で撮ったもの。